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ガンダルフが4歳になった頃、飼い主だったカップルの離婚が決まり彼は家族を失いました。ガンダルフは里親さんの家に引き取られることになりました。里親さんの近所に暮らすメリッサ・ロシエさんはガンダルフの話を聞いて彼を家族に迎えました。ガンダルフには家族が必要でしたが彼女もまた彼を必要としていました。

ガンダルフの話を聞いたとき、彼の傷ついた心を一番理解できるのは自分だと思いました。
なぜなら、私の両親が離婚したばかりだったからです。
そして私は猫を飼いたいと思っていました。

一緒に暮らし始めたガンダルフは、一日中私の後を付いてまわるようになりました。
ガンダルフは辛く寂しかった私の心を愛情いっぱいに満たしてくれました。
ガンダルフはとてもフレンドリーでお行儀のいい猫です。
私の家を訪れる人たちにも愛嬌を振りまいてとても可愛がられるようになりました。
私はガンダルフとの楽しい暮らしが嬉しくて仕方がありませんでした。
だから彼を喜ばせたくて、いろんな種類のオモチャをつい買ってしまいました。
ところが、ガンダルフはたくさんのオモチャの中にお気に入りを見つけることはありませんでした。
残念ながら、私が買ってきたオモチャにあまり興味を持ってはくれなかったのです。

どんなおもちゃならガンダルフに喜んでもらえるのだろう・・・
私は真剣に考えました。
ガンダルフが一番好きなもの。
・・・それはお昼寝!
ガンダルフのために専用のかわいいお昼寝スペースを作ろうと思いつきました。
ガンダルフは私が彼のために購入したキャットステップとベッドをとても気に入ってくれました。
なので、隠れ家的なお昼寝の小部屋を作ろうと思いました。
私は早速、Youtubeで簡単に作れるDIYのキャットハウスを探して必要なペンキや材料をそろえると早速製作に取り掛かりました。
そして4時間かけて世界に一つだけのガンダルフ専用のキャットハウスを完成したのです。
果たしてガンダルフは喜んでくれるでしょうか・・・?

とてもビックリしました。
私も、ガンダルフも。
ガンダルフはとても興奮して目を輝かせていました。
最高のリアクションでした。
私はキャットハウスの中に肌触りのいい毛布を敷いて、ガンダルフの好きなおやつを入れました。
これでたぶん、完璧!!

ガンダルフは何時間もキャットハウスの中でお昼寝をしています。
キャットハウスは今のところ、ガンダルフの一番のお気に入りになったようです。
段ボールで作った質素なキャットハウスですが、こんなに喜んでもらえて私の努力はすべて報われました。
気持ちが通じ合えたことにとても幸せを感じました。