2014年の終わり、ダリアさんは後ろ足に障害を持つ子猫と出会い家族に迎えました。
その後レキシーと名付けられた子猫にダリアさんは理学療法の治療を受けてもらい、レキシーは自由な2本足で普通の猫とほとんど変わらない生活を送れるようになりました。
レキシーがひとりでできないことといえば、トイレを使うことと耳を掻くこと、そのふたつくらいです。

ダリアさんは以前から2匹のフェレットと暮らしていたため、レキシーが彼らとうまくやっていけるのか多少不安を懐いていました。

しかし、フェレットのマティーニとキアヌはレキシーを快く受け入れ、3匹は一緒にお昼寝をする良き友人になりました。

足を投げ出して座るレキシーは、普段からこの姿勢で動き回っていました。
虫を追ったり、ダリアさんが投げるオモチャを追いかけるのもこの姿勢です。
ベッドに座る愛らしいレキシーの姿は『人のように座る猫』として話題となり、障害を全く気にする様子もなくのびのびと暮らすレキシーは多くの人から愛されるようになりました。

2本足でも普通の猫と変わらないレキシーに、ダリアさんはもっと自由に動けるのでは、そんな思いから車椅子をプレゼントしました。
レキシーはそのおかげでフェレットと一緒に散歩を楽しめるようになりました。

車椅子のおかげで、外を自由に歩けるようになったレキシ―は風を感じ、花や緑に囲まれて虫たちと遊べることを喜んでいました。
レキシーにまたひとつ、楽しみが増えたのです。

レキシーは写真を撮られることも楽しんできました。
レキシーの生き生きとした明るく愛らしい写真を多くのファンが楽しみにしていました。

あるとき、レキシーは舌を突き出したり、舌をカールさせて突き出したりいつもとは違う表情でカメラに収まりました。
そのヤンチャな写真は、ダリアさんにとってレキシーが普段見せる表情を象徴した味のあるものに感じられました。

それ以来、ダリアさんはレキシ―の普段の表情をそのままカメラに収め投稿し始めたのです。

それまでのレキシーとは一味違う生き生きとした表情は再び注目を集めるようになりました。

表情豊かなレキシーにメディアも再び注目するようになったのです。

ダリアさんがレキシーに車椅子をプレゼントしてからも、レキシーの家の中での暮らしにはほとんど変化がなく、レキシーはそれまでのように座った姿勢で動き家の中で車椅子を使おうとはしませんでした。
レキシーはありのまま、ダリアさんたち家族に支えられ、できる限り自分で人生を楽しむことに変わりはなかったのです。

どんな困難も人生を楽しむことを邪魔することはできない。
ダリアさんはそうレキシ―が教えてくれたと言います。
散歩の途中、レキシ―が見上げるどこまでも青い空にダリアさんはレキシ―の生き方を重ねました。
辛い経験をしたレキシ―の人生は決して完璧ではありません。
でも、レキシ―の生き方はどこまでも明るく可能性に溢れていて、限りなく完璧に近いかもしれません。

・ダリアさんが発信するInstagram:rexiecat
・『人のように座る猫』として話題になったレキシ―を紹介した記事:https://nekopple.com/cats/46812『もっと自由に、もっと歩けるように』彼女が猫にプレゼントした車椅子