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今年の夏、ロビンさんはいつものように野良猫たちにご飯をあげに出かけました。彼が暮らす街には、約5,000匹の野良猫が住んでいるそうです。彼は、お腹を空かせている野良猫たちにご飯をごちそうしたり、手当をしたりお世話をしてきました。その日、通りを歩いていた彼は、ひときわ大きな子猫の鳴き声を聞きました。

離れた所からはっきりと聞き取れるくらい大きな子猫の鳴き声がします。
居所を見つけた子猫は、遠目にも小さな体をしていました。
道路に面した地面に座り込んで母猫を呼んでいるのでしょうか・・・
近付いて行くと、明らかに子猫の鳴き声がトーンダウンしました。

子猫の前で足を止めると、身構えた子猫は精一杯威嚇してきました。
さらに近寄ると、目を見開いて必死の威嚇。
生後1か月ほどでしょうか、辺りに母猫らしき姿は見当たりません。
ロビンさんの目的はひとつ、なのですが、子猫の警戒心を解かなければなりません。

ロビンさんは初対面の猫の警戒心を解く、とっておきの方法を持っています。
少し時間をかけて、子猫が背中を見せるところまでこぎつけたようです。
子猫はどうやら味方らしいロビンさんに、一生懸命何かを訴えてきます。

ロビンさんは子猫に会う前に別の場所で猫たちにご飯をごちそうしてきていました。
残っていたキャットフードの容器を子猫の前に置くと・・・
お腹がすいていた猫は匂いを確かめると一気に食べ始めました。
でも、キャットフードは成猫用。この子猫にはフレークが大きすぎます。
それでも子猫は、容器に前足を入れて必死にかぶりつきます。
口に運ぶのも一苦労の子猫、思わずおしゃべりするような声をあげています。

見ているこっちが喉に詰まらせないか心配になるほど、キャットフードと格闘する子猫。
案の定、途中で立ち上がり、つまりそうなご飯を飲み込んでいます。
よほどお腹がすいていたのでしょうね・・・

お腹いっぱいになるまでごちそうになった子猫は、ロビンさんに甘えたいようです。
でも、自分に向けられるカメラの目が気になっていて自分から顔を近づけてきました。
気にしなくても大丈夫だと安心したのか、子猫はようやくロビンさんに撫でてもらいます。

キャットフドーのいい匂いにつられて、ほかの猫が2匹、子猫に近づいてきました。
挨拶をしに近付く子猫に、容赦ない(軽めの)一撃をお見舞いする先輩猫。
もう1匹の猫はごはんまみれになった子猫のからだの匂いが気になったようですが、彼もまた、一撃をお見舞いしてきたのです。
傷心の子猫を撫でて慰めるロビンさん。
野良猫たちのルールはなかなか厳しいようですね。

そろそろ別の場所に移動しなければならないようですが、
なかなかその子猫から離れる気になれないロビンさん。
子猫は自分から頭を突き出して、撫でてもらいました。
お腹を空かせた野良猫でも、見知らぬ人間が信頼を得るまでは大変。
子猫を撫でる彼の手には無数の傷が見えていました。
ご飯をごちそうし、子猫とふれあったロビンさん。
これでもうこの子猫とは顔見知りになれましたね。
必死にご飯を食べる子猫が愛おしくなります。
ぜひ本編をご覧ください!