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生後3日の子猫が4匹、瀕死の状態で保護されたという知らせが届きました。彼女は走って子猫たちを引き取りに行きます。彼女の懸命の看護にも関わらす、2日の間に3匹の子猫が息を引き取ってしまいました。残る子猫も危険な状態に変わりはなく、彼女の必死の看護が続きます。

子猫たちの母猫はとても若く、出産したものの授乳ができずに育児放棄したようだと聞きました。生後3日の間、子猫たちは母乳を摂ることができずとても衰弱した状態で保護されたそうです。残された子猫も、いつ呼吸が止まってもおかしくない状態が続きました。私にできるすべてのことをして、せめてこの子だけでも助けたいと思いました。

子猫はとても痩せていて、数日過ぎても危険な状態は続きました。正直、希望を失いかけたこともありましたが、子猫の生命力を信じて看護を続けるしかありませんでした。
すると1週後、それまであまり動かなかった子猫が少しづつ動き始め、ミルクをたくさん飲むようになりました。

この日、お腹がいっぱいになった子猫は、私の手の中でそのまま眠りにつきました。
『もう大丈夫、あなたは大きくなれるわ』彼女が危険を脱したと確信した瞬間でした。

その後、子猫は食欲が進み、ミルクのボトルに自分から手を伸ばしてゴクゴクと飲むようになりました。動きが活発になり、そしてようやく目が開きました。これは3週間後に撮りました。まだ小さいのですが、順調に大きくなっています。私は小猫をエミリーと呼ぶことにしました。

彼女は旺盛な食欲を維持してくれました。
ご飯を食べ満足して友人の腕で眠ってしまいました。エミリーのお腹はパンパンです(笑)

我が家にもう1匹、保護した猫を迎えました。エミリーととても仲良しです。さっきまで2匹で遊んでいましたが、静かになったと思ったらお昼寝を始めたようです。2匹はいつもこんな感じです。お互いにいい遊び相手に恵まれたようですね。

2匹のこんな姿を見ていると、あの時エミリーたちを引き取りに走ったことも、諦めずに頑張ったことも余りあるほど報われたと思います。これからが楽しみでなりません。私はエミリーの生命力に感謝しています。