飼い主と仲間が君の耳になる

 
最初のお話の主役は
アメリカに住む白猫『バンビ』です。

施設から引き取られたバンビは
実は耳が不自由で、コミュニケーションを取る事が困難でした。
 
そこでバンビの力になるべく、
立ち上がったのは飼い主のキムさんと
こちらの猫『ボブキャット』でした。
 
キムさんは元々“手話通訳士”の仕事をしていたため
手話という形で、バンビとの絆を深めようと思い立ちました。

しかしバンビは耳が聞こえないため
手話を理解することが出来ません。

そんな時にボブキャットが手を貸してくれます。

 
ボブキャットはキムさんの手話を
不思議なくらいにドンドン覚えていきました。

するとバンビも真似をするようになったそうです。

こうしてキムさんの出すジェスチャーを覚え
バンビとの絆を深める第一歩になりました。
 
ボブキャットが何故、どんどん手話を覚えられたのかはわかりませんが
もしかしたらバンビとキムさんのお手伝いをしたかったのかもしれませんね。

恩返しは鶴だけじゃなかった!

 
次のお話は鶴の恩返しならぬ
“猫の恩返し”の実話です。

その主役となるのは
こちらの男性『ジェームスさん』と茶トラの『ボブ』です。
 
ギター1本で路上演奏をしていたジェームスさん。

ホームレスだったジェームスさんの前に
ある日、事故で全身に傷を負った猫が現れます。
 
それが後に
ジェームスさんの人生を変える事となる
茶トラのボブでした。
 
ジェームスさんはボブを見てすぐに
ある協会に連れていき、全財産をはたいて治療をしてもらったそうです。

ボブは一命をとりとめ、すぐに元気になったそうですが
ホームレスのジェームスさんにはボブを飼う余裕はありません。

 
仕方なくジェームスさんは
何度もボブを手放そうとします。

しかしどうでしょう?

ボブはジェームスさんの乗るバスにまで同乗し
決してそばを離れようとはしません。
 
そこでジェームスさんはボブを飼う決心をします。

バスに乗るのも一緒、
路上演奏をする時も一緒。

ジェームスさんとボブの生活が始まったのです。
 
すると瞬く間に
“猫を連れたストリートミュージシャン”
ロンドンで噂が広まり、ジェームスさんの音楽を聴く観客も増えたそうです。

しかしそれを良く思わなかった他のホームレスが
無実の罪をジェームスさんにきせ、警察に通報。

ジェームスさんは
大好きな音楽を禁止されてしまったのです。
 
しかしジェームスさんは負けませんでした。

いつもそばにいてくれたボブとの生活を守るため
『BIGISSUE』という雑誌の販売員を始めました。

それはホームレスが社会復帰をするための雑誌で、
彼の一生懸命な気持ちは知名度としてあらわれ
雑誌の売り上げもトップクラスにまで上り詰めます。

その上、禁止されていた音楽の舞台も許可がおりました。
 
ハッピーはここで終わりません。

なんとそんな噂を聞いた出版社から
二人の本を出版するオファーがきたのです!

【ボブという名のストリートキャット】

そう名付けられた本は出版と同時に
爆発的な大ヒット!世界28各国以上に翻訳されました。
 
ホームレスから一変、有名になったジェームスさんですが
印税は生活に最低限必要な金額を引き、そのほとんどを動物救済基金に寄付しているそうです。

そして今でもボブと一緒に大好きな音楽をロンドンで奏でているそうです。

彼はこう言います。

「僕は帰ることができる家と、普通の生活さえあればそれでいいんだ。もちろん、ボブと一緒にね。」

いつまでも、そんな彼らの生活が続くといいですね♪

赤ちゃんを救った一匹のメス猫

 
最後に紹介するお話は
ロシアで起きたメス猫と赤ちゃんのお話しです。
 
このお話の主人公であるメス猫は
ロシアに住む野良猫の『マーシャ』

平均気温マイナス10度という極寒の地、ロシアですが
あるアパートのゴミ捨て場で事件は起きました。
 
ある日、ゴミを出そうとしていたアパートの住人が
普段とは違うマーシャの鳴き声に気づきました。

尋常ではないその大きな声を上げているマーシャを見つけると
そこには一人の小さな、小さな赤ちゃんが…。
 
マーシャはその赤ちゃんをまるで守るかのように
顔を舐め、体を温め、大声で助けを呼んでいたのです。

そしてマーシャはベビーフードなどが入った袋も見つけ
救急隊が来てもなお、赤ちゃんのそばを離れなかったとか。


極寒の地で放置された赤ちゃんでしたが
体温や健康面は正常で、そのまま保護されました。
 
マーシャの存在がなかったら
氷点下の中、恐ろしい結末になってたかもしれません。

普段から住人に可愛がられていたマーシャですが
この一件以来、今まで以上に愛される存在になったそうですよ♪
 
さて今回の実話特集、皆さんいかがだったでしょうか?

猫と人間、色々な形での繋がりを紹介しましたが
どの話も猫の“あったかさ”があったのではないでしょうか?

これからも色々な
あったかい猫エピソードを
紹介していけたらいいなと思っています♪