子猫が運ばれてきたとき、待っていた私たちは皆驚きました。年長の母猫から生まれたという4匹の中で、その子猫は兄弟の半分の大きさしかありませんでした。生後5週にもかかわらず体重が230gほど、それは生後2~3週の大きさでしかありません。活発で機敏で食欲もあり兄弟の中で一番上手にトイレを使うことができました。歯の状態から間違いなく4匹は兄弟だということでしたが、私たちには子猫というよりリスのように見えました。私たちは子猫にピル・バグ(ダンゴムシ)と名前を付けました。

お世話を始めて数日後、ピル・バグは食欲を失くし体重が減り始めていました。獣医師の検査の結果を待つ間、私は彼を温熱パッドで温め、24時間体制で1時間ごとに注射器の食事と水分補給をしました。小さなピル・バグが乗り越えられえるか不安になることもありましたが、私は彼を職場へ連れて行きポケットに入れてお世話を続けました。職場で小さなピル・バグがトイレとして使っていたのはプロテインバーの空き箱でした。
検査の結果からピル・バグに寄生虫の影響は確認できず、体調が悪くなった原因を突き止めることはできませんでした。幸い注射で消化器を助け少しずつ体重を取り戻すことができました。

なんとか危機を脱したピル・バグでしたが、彼が1ポンド(453g)に達するまでには9週間もかかりました。ピル・バグの成長は一般的な子猫に比べると半分のスピードでした。
彼の足は短く、固い腱を持っていました。体調不良であまり動き回ることはありませんが、それでもほかの子猫たちと同じように遊具やオモチャで遊ぼうとしました。

陽気で愛情深いピル・バグは身体が小さく脚の可動性が制限されても家の中で私の後を一生懸命についてきました。
勇敢なピル・バグは自分より大きな子猫とレスリングをするのが好きです。
私の夫はヤギのような顎髭を持っていてピル・バグは夫の顔を撫でるのが好きです。だけど一番のお気に入りは私に抱っこされて甘えること、私の肩にもたれて髪の毛で遊びました。

食事の時間になると、ピル・バグは誰よりも早く自分のボウルに向かって走ってきます。足が短いことなど彼は問題にしていません、実際にピル・バグはとても速く走りました。彼は基本的に運動に適応し、一般的な子猫がすることで家具に飛び上がる以外のことは何でもできます。

私たちは獣医に相談し、ピル・バグの足の可動域を改善するために出きることがもっとあるのかを確かめました。
身体が小さな彼は太り過ぎないようにカロリーを厳しく管理しなければなりません。それに加え、関節可動域を改善するための理学療法を行い、関節の動きを助ける薬を追加しました。

4.5か月で1kgに達したピル・バグは元気いっぱい、小さな体を補う以上に周囲を明るくする素晴らしい個性を発揮しています。
私たちはピル・バグが小さいことと成長のスピードから脳下垂体性小人症ではないかと考えてきました。今、長期的な影響を確認するために血液検査の結果を待っています。

ときどき兄弟のマンティスがお泊りにやってきます。2か月はほとんど半分しかなかったピル・バグは少し妹の大きさに近付きました。
ゆっくりと成長するピル・バグは私が育ててきた子猫の中でも最も健康で幸せな1匹です。