猫のミッチョは16年間殆どの時間を私の父と一緒に過してきました。
ところが数週間前、父が転倒して腰の骨を折る大けがを負ってしまったのです。
最終的に父は人工股関節を入れる手術を受け約1か月入院しなければなりませんでした。

ミッチョはいつも父の後を付いてまわっていましたし、父が庭に出ると傍に座って過ごしていました。
父が居ないこの家でとても淋しい思いをしていたと思います。

父の不在はミッチョに父への友情をさらに深める結果になったようです。

自宅療養で帰宅した父にミッチョは前にもまして張り切って寄り添いました。

父はまだリハビリの途中なので歩くときは両手で松葉杖を使わなければなりません。
彼は体力を回復させるために毎日ゆっくりとした足取りで近所の散歩にでかけています。
その隣にはミッチョが並んで歩いてくれています。

ミッチョはこれまでの人生で一度も庭の外へ出ようとしたことがありませんでした。
でも松葉杖をついた父がひとりで散歩にでかけるのを黙って見送ることができなかったようです。
ミッチョにはかなりの勇気が必要だったかもしれません。
ミッチョは父のペースに合わせてとてもゆっくりと歩いています。

家の中から父とミッチョの姿を見つけたときとても感動しました。

ミッチョの励ましもあって父は着実に回復に向かっています。
ミッチョの存在は父にとって最高の癒しです。