ドライフードの匂いを嗅いだ子猫はあまり関心を持ちませんでした。
母が猫缶を買ってきてくれ蓋を開けると今度はくぎ付けになりました。子猫にごちそうしようと家に向かって歩きはじめると子猫は私たちの後を追いかけてきました。家の下で子猫の前に缶を置くと子猫はガツガツと勢いよく食べ始めました。あまりの勢いに食べもののかけらが頭の上に乗っていました。
子猫は食べながらずっと喉を鳴らしていました。
食べ終わると子猫は私の傍に寄り添ってさらに喉を鳴らしました。まるで食べもののお礼を言っているようでした。

家に入ろうと階段を上がってポーチに入ったのですが、子猫はまだ私の後を付いて来ました。
私は玄関の外でしばらく一緒に座って過ごしました。
とても人懐っこい子猫でした。
私の足の間に体を巻き付けるように擦りつけ、前足を私の膝に乗せて鳴き続けました。
私が膝の上に抱き上げると驚いたことに私の顔を舐めたのです。

私たちは3匹の猫と暮らしています。
私は子猫を何とか助けられないかと思い、地元ブルックリンで活動しているいくつかのレスキューグループにメッセージを送りました。

翌朝、私は猫の鳴き声で目を覚ましましました。
母に子猫が私を探していたと聞いて外に出ると、子猫は家のすぐ外にいて大声で鳴いていました。
子猫は私の後を付いてまわり、食べものをあげると子猫は迷わず食べてくれました。

雨が降り始め子猫は車の下に避難しました。
外はますます気温が下がり、私は子猫を車の下から連れ出そうとしました。近所の子供たちが助けに来てくれ私は子猫を抱いて自宅に連れて行くことができました。

私たちの家は3匹の猫で手いっぱいです。子猫を家に迎えてくれる人を何とか見つけられないかと思いました。

ありがたいことにその日ブルックリンを拠点に活動する救助グループ、フラットブッシュ・キャッツから子猫を受け入れてくれると連絡が入りました。
彼らは養育ボランティアを探し始め、健康診断の手配を始めてくれました。

子猫は私が出会った猫の中で最も優しく最も愛情深い子猫の1匹に入ります。
子猫は私の膝でフミフミをするのが好きで、彼らが迎えに来るまでの間ずっと喉を鳴らしていました。

彼らは子猫にレッドと名前を付けました。養育ボランティアの家で暮らし始めたレッドはすぐに家族との暮らしに馴染んだようです。温かな膝で過ごすのがやっぱり大好きなようですね。

偶然出会った子猫はあまりにも優しくて私を驚かせました。レッドを送り出した私はふと彼に会いたくなります。
レッドは獣医師の診断を受け、問題がなければ数週間で新しい家族を探す準備を整えられるそうです。
私はレッドが誰かの膝を温める日を楽しみにしています。