幸運なことに救急救命士の妻は地元のレスキューグループ、スパークル・キャット・レスキューのボランティアでした。彼はお腹を空かせた子猫をグループの創設者のひとりステファニーのもとへ運び、彼女はすぐに注射器でミルクを与え、毛布で温めながら24時間体制のお世話ができる養育ボランティアの手配をしました。

レスキューグループで子猫のお世話を専門にしている私がお世話を申し出ました。
私たちはクマの子供にそっくりな外見と、イギリス出身の作家であり冒険家のベア・グリルスをかけて子猫にベア・グリルスと名前を付けました。
どんな危険な目に遭おうと必ず生き延びるベア氏のように、危険な道路を生き延びた子猫にもたくましく生きてほしいと願いを込めました。

私は子猫の体温を調節するために保育器に入れてお世話をしました。
ベアは生後約10日、はっきりと開いた眼は明るく、最初の日から生きようとする強い意志を示していました。
食欲旺盛で毎食ごとに喉をゴロゴロと鳴らし、とても大きな声で鳴きました。
食事の時間に哺乳瓶を持って行くと、ベアはどんなに朝早い時間でも大きな声で鳴いて待ち構えていました。

保育器の中にはベアがさみしくないようにぬいぐるみを入れ、私は2時間おきにベアのお世話をしました。

ベアが発見された場所の周辺地域ではグループのボランティアが母猫や兄弟の気配がないか探しましたが、何も見つけることはできませんでした。ベアは誰かに置き去りにされたのかもしれません。

数日のうちにベアの体重は増え、健康的な丸々としたお腹を見せるようになりました。
生後2週を過ぎ、体重は400gを越えました。

危険な道路から救い出されたベアはチャンスをつかみました。私たちは毎日ベアの成長を楽しみにしています。