子猫はすぐに同じ車の下に隠れて鳴いてばかりいました。
私たちは子猫を放ってはおけませんでした。1時間ほど待ってガールフレンドと協力して車の下から食べ物で誘い出そうとしました。時間がかかるのは覚悟していましたが、子猫は怖がってなかなか出て来てはくれません。しかし、空腹には勝てませんでした。

ガールフレンドが子猫を掬い上げ、ジャケットに包んで家の中に入りました。子猫は骨の上に皮膚が乗っているみたいに痩せていてノミに覆われていました。床に下した子猫の前にキャットフードのお皿を置くと、子猫はお腹に入れられるだけ詰め込むように食べました。食べ終わった子猫はそのまま急いで冷蔵庫の後ろへ逃げ込んでいきました。

それから3日間、子猫は冷蔵庫の後ろに隠れていて私たちのあらゆる動きに怯えていました。私たちが寝静まった夜中に子猫は水を飲みに出てきていました。
私とガールフレンドは交代で子猫のそばにいるようにしました。子猫にとってこの家が安全だと分かってもらうまでそうするのがいいと思いました。

4日目、子猫は慎重に殻を破り始めました。
お腹は空くし、安全らしいこの家の中への好奇心と、危害を加えることはなさそうな人間にも興味を持ち始めたのです。
そして子猫は勇気を出して私たちの手の匂いを嗅ぎ、私たちに触れられることを許してくれました。

ノミだらけだった彼女をきれいにして診察を受け、幸いにも健康上の問題は見つかりませんでした。
私たちはイヌのダンテと猫のアビゾと暮らしています。
子猫に感染症の心配がなくなるまでの1週間、彼らは別々に暮らしていましたが、扉の隙間から子猫の匂いに気付いたダンテとアビゾは興味津々の様子でした。
私たちは子猫にシャックスと名前を付けました。

2017年6月小さな子犬だったダンテを私たちは家族に迎えました。それから間もなく、工事現場で真っ白な小さな子猫を見つけて家に連れて帰りました。それがアビゾです。同い年の彼らはまるで兄妹のように仲が良く、遊びもいたずらも昼寝も一緒で大きくなりきました。

紹介した日はお互いに威嚇し合ったりしていましたが、数日するとシャックスはアビゾの後を付いてまわり離れようとしなくなりました。
2匹は同じベッドで昼寝を始め、一晩中遊んでいました。
アビゾは自分のオモチャでシャックスを遊びに誘い、同じお皿から食事を摂りました。
2匹は仲のいい姉妹というか、親友になったようです。

シャックスは日を追うごとに元気を増し、生き生きとしています。
家の中でアビゾの傍にいない時はダンテの尻尾で遊んでいます。

私たちが足を投げ出すとダンテとアビゾはその足に寄り添ってうたた寝をしました。
今は、そこにシャックスが加わって寝ています。
最高の眺めです。