私とメーガンは仕事で大切な役割を持つ2匹の猫と暮らしてきました。
その日は仕事に出かける前に時間ができたので、子猫を見に動物虐待防止協会へ出かけました。
以前からメーガンと子猫を飼おうと話していたのです。

猫たちの中を進んでいると、見たこともない、丸々とした猫がベッドに寝そべって背中を向けていました。
その瞬間、私たちはその猫のことで頭がいっぱいになっていました。

施設から会社へ向かう車の中で、私たちはあの猫を家族に迎えたらどんなに楽しいか、話が止まりませんでした。

翌日、私とメーガンは猫を引き取るために開いたばかりの施設へ向かいました。
そこで私たちは、施設のスタッフと机を囲み猫の話を聞きました。
猫の名前はブロンソン3歳のオスでした。
施設が把握しているのは少し前にブロンソンの飼い主さんが亡くなっていることと、彼が施設に来たとき17kgあった体重がその時点で15kgだということでした。
施設は私たちにブロンソンが幸せに暮らすためには十分な健康管理が必要だと言ったのです

ブロンソンを始めて撫でたとき、彼は嬉しそうにベッドをフミフミして喉を大きく鳴らし幸せそうな顔を見せてくれました。
ふと見ると、ブロンソンは6本目の指を持つヘミングウェイの猫と同じpolydactyl cat(多指症の猫)であることに気付きました。
polydactyl catは幸運を呼ぶと言われています。
私とメーガンはブロンソンとの出会いに何か運命的なものを感じました。

その日、私たちと帰宅したブロンソンは私たちの猫に少し警戒していましたが、すぐに心を許し合えたようです。
施設に人たちはブロンソンが歩く姿を見たことがないと言っていましたが、ブロンソンは家の探険を始めました。
そのあとも私たちの後を付いてまわっては私たちが何をしているかを観察しました。
ブロンソンはここが自分の家であることを理解し、それが嬉しくてたまらない・・・そんな風に見えました。

私たちは早速、ブロンソンに診察を受けてもらい獣医師に彼の食事について詳しいアドバイスをもらいました。
こうして私たちとブロンソンの健康的なダイエットは始まりました。
意外だったのはブロンソンが決して食べ過ぎではないことでした。
獣医師から処方された低カロリーの食事には決められた量があり、ブロンソンはそれを残すこともあったのです。
私たちは無理なダイエットで急激に体重が減ってしまうと、肝脂肪になる可能性があることを心配していました。
ブロンソンは既定の量を食べきれずそれでも体重の減少はとても緩やかでした。

私たちはブロンソンのダイエットをSNSで共有し、全て記録することにしました。
ブロンソンが食べ過ぎてもいないのに太ってしまったのはなぜか・・・そのこたえがビデオにありました。
ブロンソンは私たちが居ない日中、ほとんど坐ったままで過ごしていたのです。
そこで私たちはブロンソンに動く習慣を付けるために毎日何回も体を動かす時間をとることにしました。
そしてそこに、2匹の猫たちがブロンソンに付き合ってくれたのです。
毎日の積み重ねが功を奏し、ブロンソンは真昼の昼寝を除いてかなり活動的な日々を送るようになってきました。

SNSでブロンソンを知った人たちから、様々な運動や食事のアドバイスをもらうようになりました。
豊富な食物繊維を摂ることや、ゲーム感覚でキャットフードを食べるオモチャ、そして、オモチャで遊ぶのが大好きなブロンソンのために様々な種類のオモチャを紹介してくれています。
私たちは獣医師のアドバイスを基に、いいと思えるものはどんどん試して効果の期待できそうなものは取り入れています。
ありがたいことに、アドバイスをくれた人たちだけでなく、ブロンソンにはたくさんの励ましのメッセージが届いています。

たくさんの人に見守られたブロンソンは確実に運動量が増え、その分彼にとって楽しいことが増えていきました。
以前は階段を休み休み上っていたブロンソンですが、今では一気に駆け上るようになりました。

私たちは壁に取り付けるキャットウォークのデザインと製造を手掛けています。
自宅の壁にもあるのですが、私たちはブロンソンのために床に近いところにハンモックを取りつけました。
着けた当初はブロンソンの体がはみ出して使えなかったのですが、最近、彼はそこに乗れるようになってきました。
体重が14kgに減少したのです。
そう、とてもゆっくりです。でも、確実に彼は変わっています。
ゆっくりと確実に、ブロンソンはより満たされた人生に向かっている途中です。