イングランド北西部、マージーサイドにある動物保護施設、レスキュー・ミー・アニマル・サンクチュアリ(Rescue Me Animal Sanctuary)がレスキューグループのSNSで2匹の窮状を知り、里親さんの提供を申し出てくれました。

里親さんの家で暮らし始めたフロッグとニュートは抱き合っておしゃべりをし、お互いの毛繕いをし合いました。
2匹を見守る施設の人たちは2匹の強い結びつきを感じました。

フロッグとニュートは後ろ足がないことを忘れさせるほど、活発に動き回ることができます。
強靭な前足で体を持ち上げ、上半身と尻尾でうまくバランスをとって、オモチャを追いかけたり、大きな爪とぎを上ったり下りたり、普通の猫と変わらず部屋中を駆け回って遊びます。

無邪気に遊ぶ2匹には気になることがありました。
フロッグとニュートは消化器がうまく機能しない傾向があり、便通がうまくいかず、ときどき投薬を受けました。
特にニュートは何度も病院へ足を運び入院することもありました。

いつも寄り添って過ごす2匹なのでニュートが留守になるとフロッグは食事を摂ろうとしなかったそうです。

施設はフロッグとニュートがより安心して暮らせるように、獣医師がいる施設の本部でお世話をすることを決めました。

好奇心旺盛なニュートは、早速施設の中の探険を始め、施設で暮らす犬の仲間ともすぐに仲良くなってしまいました。
ニュートの好奇心は施設で働く人にも向けられ、気になることがあるとじっとスタッフ達を観察するそうです。

フロッグは一時、お腹の不調から尿路感染を起こしてしまいましたがすぐに回復に向かいました。
元気を取り戻したフロッグはニュートと一緒に居られることが嬉しくて、スタッフに向かって盛んにおしゃべりをしました。

一方のニュートはたびたび便秘の症状で苦しみ、幾度となく入院と投薬を繰り返していました。
ニュートは便秘になると食欲を無くしてしまいます。
フロッグは1.3kgまで体重を増やし、順調な成長を見せていますが、ニュートは800gと小さめです。

獣医師はニュートの骨盤の開口部がとても狭いことから、巨大結腸症(ニュートの場合、先天的な直腸部の腸閉塞)の可能性もあると話しているそうです。
もしそうなら将来手術が必要になるかもしれませんが、ニュートがまだ小さいため経過を見ることになりました。

1週間ほど経ったニュートの様子について、施設はニュートが便秘の問題を克服しつつあるようだと伝えています。
施設のスタッフ達はニュートの食欲が安定し、フロッグの成長に追いつくことを心から願っていますが、ニュートの体重が増えなければさらに詳しい検査をする予定です。

ハンディを抱えて生まれた2匹は、困難にも果敢に立ち向かって生きています。
フロッグとニュートが一緒にいる時、その目は生き生きと輝いて周囲の人を明るく照らしています。
フロッグとニュートの成長を見守る施設の人たちは、2匹がそろって成長することを心から願ってお世話をしています。