無事に捕まえた子猫は生後5週ほどの小さな子猫でオスでした。
いとこが見つけたとき1匹でいたそうです。
両目が炎症を起こして腫れあがり、もう少しで塞がってしまいそうな痛々しい状態でした。
それほど怯えた様子もなく、キャリーケースの中でも落ち着いていました。

私の自宅へ向かう車の中で、子猫はずっと私とおしゃべりをしていました。

家に着くと、子猫の入ったケージを持つ私を庭の猫たちが興味津々で出迎えました。

自宅の中に、子猫用のケージを準備していました。

早速目をきれいにして、抗生物質の目薬を使いました。
私が治療する間、子猫はおとなしくしていました。
治療を終えると気分がよくなった子猫は、ウエットフードをおいしそうに食べました。
食欲は旺盛です。
私にもずいぶん慣れてきました。
目の炎症が引けば、もっと遊べるようになるでしょう。

子猫の目は治療の効果が出てすぐに腫れが引き始めました。
同時に子猫は元気が出て来て、私がケージに近付くと中から腕を伸ばします。
私の手を引っ張る力もかなりしっかりしてきました。

ウエットフードに子猫の免疫力を助けるために数種類のビタミンをかけて与えました。

子猫のケージを置いた部屋に大きな窓があります。
その窓は庭の猫の1匹、私がローリング・キャットと呼ぶメスの猫の縄張りです。
子猫を連れて来た日以来、その窓から別の庭の猫、オスのダルタニアンがずっと子猫を観察していました。

ふと見ると、ダルタニアンとローリング・キャットが子猫を見ています。
しかし、次の瞬間、ローリング・キャットがダルタニアンに鋭い猫パンチをお見舞いしました。
ローリング・キャットはダルタニアンに自分の縄張りを使われるのが嫌だったようです(笑)

数日経つと子猫の目はかなり回復していました。
私が近付くと、ケージをよじ登って遊んでほしいとアピールするほどエネルギーが満ちてきています。
目はもう少しできれいに開きます。
私はおやつに子猫用のミルクをあげました。

そして1週間後。
子猫の目は治療の必要が無くなり、きれいに開きました。

子猫は私に信頼を置いてくれました。
撫でるとお腹を見せ、喉をゴロゴロ鳴らして喜んでくれます。

健康を取り戻した彼に、気分転換をしてもらおうと思いました。
私は子猫を庭に連れ出しました。

私の庭には、メス3匹オス4匹の7匹の猫が暮らしています。
彼らは私が子猫を連れて帰ったときから子猫のことが気になっていました。

子猫が庭に出ると、早速遠巻きに猫たちが寄ってきました。
一番子猫に興味を持っていたダルタニアンも少し離れた所から子猫の様子を伺っていました。
7匹はそれぞれ私の庭に辿り着き住みついた子猫でした。
きっと彼らは子猫のいい友人になってくれます。

この1週間子猫の世話をしてきた私は、人懐っこく愛情を欲しがる子猫にはそれに応えてくれる家族を探そうと考えていました。
この子猫には自由な暮らしより自分の家と愛情を注いでくれる家族を見つける方が幸せになれると感じたのです。

子猫に自分の家が見つかるまで、彼は私と一緒にここで暮らします。