子猫は迷子なのかもしれません。
私は子猫を連れて帰り、飼い主が居ないか確かめようと思いました。

最初の夜とても怖い目に遭ったばかりの子猫は、部屋の隅に隠れてしまい出てこようとしませんでした。
でも、私の家が安全だと気付いたのか、徐々に顔を出すようになりました。
子猫は少しずつ私たちに慣れていきました。

私は飼い主の手掛かり見つかるかもしれないと思い、マイクロチップをスキャンしてもらいました。
しかし、チップは見つかりませんでした。
そこで私はSNSに子猫の写真を投稿して呼びかけてみたのですが、子猫を知る人は現れませんでした。

私の推測ですが、誰かの納屋で生まれた子猫が誰にも知られないまま迷子になってしまったのかもしれません。
私は子猫に引き取り手を探すことにしました。

私の家には生姜色の猫と犬が2匹暮らしています。
生姜色の猫は子猫に興味を持ちました。
気が付くと、生姜色の猫は彼のベッドに子猫を招き、一緒に昼寝をしていました。
私は子猫の相手をしてくれるのはとても助かると思っていました。

私は子猫の引き取り手を探し始めました。
生姜色の猫は子猫を傍に置き、彼のベッドで抱きしめて眠りました。
子猫に私の自宅の周りを案内し、犬の兄弟を子猫に紹介していました。
私は生姜色の猫にこんなに面倒見のいいところがあるとは思っていませんでした。
しかし、生姜色の猫だけではありませんでした。
犬のベッドに子猫が招待されているのを見たとき、これは普通ではないと思いました。

生姜色の猫と子猫はふかふかのクッションが置いてあるソファで抱き合っているのがお気に入りでした。
私を見上げる生姜色の猫が私に向かって語りかけてきました。
生姜色の猫の目は、タキシードの子猫を自分から奪わないでくれと言っているようでした。
しかも生姜色の猫はすでに犬達を味方につけてしまったようです。
私はこういう意外な展開を予想していませんでした。

・・・というわけで、子猫の引き取り手を探す必要はなくなりました。
子猫の家は生姜色の猫がとっくに決めていました。

私はタキシードの子猫の名前を考え始めました。
ブルース・・・にしようかと思っています。