母親を事故で亡くしたホーレスはひとりで生きていくには小さすぎて野生に返すことはできませんでした。
ホーレスは動物保護施設Twala Trust Animal Sanctuary(トワラ・トラスト・アニマル・サンクチュアリー)に保護され、そこで暮らすことになりました。

施設にはライオン、アンテロープ、猫、犬・・・たくさんの保護された動物たちが暮らしています。
はじめて施設にやって来たホーレスは母親を失った悲しみに傷つき、緊張して周囲から隠れようとしていました。
しかしすぐに全く新しい施設の環境に適応し、自分から周囲に馴染もうとしたのです。
そしてホーレスが最初に仲良くなったのは子猫たちでした。

子猫たちはホーレスを受け入れ、一緒に過すことが多くなりました。
するとホーレスは施設のスタッフ達にも甘えはじめ、彼はスタッフの腕の中でお昼寝をするようになりました。
施設の中で人間と動物、両方に馴染んでいったホーレスは施設に暮らす全員の心を盗んでいったのです。

この施設では、孤児になった野生動物の子供たちの保護だけでなく、捨てられた動物を保護し、新しい家族を見つける活動も行っています。
動物達は別々に世話をするだけの十分なスタッフが足りないために、一緒に生活しています。
自然界では会うことのない動物たちが、ここでは一緒に暮らしているのです。

あらゆる動物たちが入り混じった環境はホーレスにとって最高の環境だったようです。
ホーレスは始めこそシャイなところもありましたが、成長するにつれ、施設の環境を心から楽しめるようになっていったのです。
でも、ホーレスの一番のお気に入りは猫たちとのお昼寝でした。

プールを囲んで犬や猫たちと過ごす・・・これもホーレスのお気に入りの時間です。
彼らはそこに集い、一緒に時間を過ごすだけで幸せなのです。
ホーレスはプールサイドでも猫たちの傍で寛いでいます。

ホーレスは幼い頃から真夜中の暗闇の中で猫たちと走り回って遊んでいるそうです。
ホーレスと猫たちはずっと変わらない友情を持ち続けています。

施設に暮らす動物たちに自分の仲間として受け入れられ、愛されているホーレスはこの環境を心から愛しています。

成長したホーレスは、新しく施設にやって来る動物たちを温かく受け入れ、他の仲間たちと繋ぐ手助けをすることに生きがいを感じているようです。
ホーレスは自分が猫たちにしてもらったことを覚えていて、新しい仲間が一日でも早くなじむように手助けをしているそうです。

幼かったホーレスを温かく迎えた猫たちの無邪気な優しさは、今、ホーレスを通じて施設にやって来る動物たちに寄り添っています。