隣人は見つけた子猫たちを安全に保護するために捕獲器を仕掛けることにしました。
6月8日、隣人の仕掛けた捕獲器で1匹を保護することができました。
隣人が連れてきた子猫は生後8~10週。
性別はまだ分かりません。
私はその子猫にミーコと名前を付けてお世話を始めました。

隣人が連れてきたときは少し怯えた様子を見せていましたが、ミーコはその日のうちに私の肩に上るようになりました。

隣人は残るもう1匹を保護しようと再び捕獲器を仕掛けていました。
しかしその後1週間が経っても子猫を見つけることができませんでした。

一方ミーコはすっかり私たちとの暮らしに馴染み、オスだということも分かりました。
そして6月14日、幸運にもミーコに新しい家族が見つかり彼は永遠の家へ旅立って行きました。
ミーコの新しい家族には小さな女の子がいて、ミーコが到着すると早速彼を大事そうに抱き締めて満面の笑みを浮かべていました。

それから10日後の6月24日、隣人がもう1匹の猫をようやく保護することができました。
隣人が連れてきた子猫を見たとき、私はミーコと比べかなり小さいことに驚きました。
子猫は左目に炎症を起こしていて、私はその治療をしましたが、子猫の様子を詳しく見るうちにミーコとの違いが大きさだけでないことをいくつか見つけました。

子猫は平らな顔立ちに小さな耳、歯の本数も普通の子猫に比べて少なく、歩き方も違っていました。
一見元気な様子を見せている子猫ですが、遺伝的な問題を抱えているのかもしれないと思い、獣医師の診察を受けることにしました。

私はかかりつけの獣医師に連絡し、子猫を連れて行きました。

獣医師は細かくチェックした上で子猫の健康状態に問題は無く、とても元気だと言いました。
そして、子猫が非常に稀な小猫症(dwarf cat=獣医学では適切な訳語がない)だと教えてくれたのです。

私は子猫のポテトと名前を付けてお世話を始めました。
ポテトは瞬く間に私たち家族との暮らしに馴染んでいきました。
ポテトはいつも遠慮なく私たちに構ってもらおうとしました。

我が家には犬や猫が一緒に暮らしていますが、ポテトは一切怖がることなく、私たちの犬と追いかけっこをして遊ぶのが大好きなようでした。

私はミーコと同じようにポテトにも時期が来たら新しい家族を探すつもりでいました。
でも。

ポテトは私たちの腕の中でお昼寝をして、私たちの後を一生懸命に付いてまわりました。

私だけではなく、夫のレヴィもポテトがとても愛おしく感じるようになり、手放すことができなくなってしまいました。
ポテトは彼女の家をここだと決めていたようです。

私たちの家は国有林から2キロメートルと離れていない自然豊かな場所にあり、周囲には野生動物もたくさん生息しています。
ポテトは生後3ヶ月で600グラムにも満たない小さな体ですが、保護されるまでの間を立派に生き延びた強さとたくましさを持った猫です。
私たちの犬や猫は、出会ったときからポテトをとても可愛がっています。
こんなにも私たち家族全員に愛されるポテトはその稀で小さな体に計り知れないパワーと魅力を秘めた特別な猫だったのです。