イングランドのブリストルに暮らすフェイさんは自宅の前に置かれた箱のようなものを発見しました。
フェイさんははじめ小包か何かだと思い、近づきよく見ると猫だったのです。
何故、箱のように見えたのかと言うとその猫は非情にもコンクリートで全身を覆われていたのです。
しかも既に背中と顔のコンクリートの硬化が始まっているため猫は目を開けることが出来ない状態でした。
女性は猫をなんとか助けようとすぐに動物病院へ運び込んだのです。

一刻の猶予もありません。
まずはコンクリートを体から取り除くための処置を行わなければならないのですが、洗い流すことが出来ないためコンクリートが付着している毛を全て刈り取りました。
獣医師によると肺などの呼吸器系への影響が心配とのことです。

奇跡的に心配された肺や呼吸器系への影響がなく、懸命な処置が施されたのでなんとか一命を取り留めることができたのです。
そして猫には「グラント」と名前を付けられました。

グラントの話が話題になり広まっていく中、グラントの飼い主であると名乗る人が出てきたそうです。
しかし、誰もグラントの飼い主であるという証拠がなく、ただこの奇跡の出来事に加わりたいだけだったようです。
本当にグラントを愛し大切にしてくれる飼い主でなければこんなに辛い思いをした彼を引き渡すわけにはいきません。

グラントは現在、救ってくれた獣医師のシェリダンさんの家で暮らしています。
シェリダンさんの家には先住猫がいるのですが、その猫とも仲良く暮らしているようです。
ここでの生活はまだ始まったばかりですが、もっと親密な関係を築き、本当の家族になれることをシェリダンさんは信じています。

グラントのように残酷な虐待を受ける動物たちの事件が世界中で起きています。
運が悪ければ命を落とす子たちもいます。
どうしてこのような卑劣なことが起きるのか許せません。怒り心頭です。
もしも、このように酷く傷ついた動物に出会ったら手を差し伸べ、出来る限りの愛情で接して少しでも多くの命を救いたいと思います。

こんな残酷なことをする人間の心に棲む悪魔が消えてほしいです。