ある日、サンフランシスコで3匹の子猫が近くの住人に保護され地元の動物病院へ連れて来られました。
獣医のジーン・ゴー先生の診断によると3匹の子猫のうち2匹が「漏斗胸」という病気を抱えていることが分かりました。
漏斗胸とは、胸骨が変形して胸の形がへこんでしまう病気で、軽症の場合は日常生活にはあまり支障をきたすことはありませんが、重症になると心臓や肺などに負担がかかり心肺機能の低下につながります。治療法としては手術を受ければ回復するようですが、生後5日しか経っていない幼い子猫たちの体の大きさからすると手術が必要かの判断はまだできないようです。

ジーン先生はしばらく様子見という判断をしました。
2か月後に検査をすることになりそれまでの間、保護施設「セービング・グレイス・レスキュー」が預かることになりました。
施設創始者であるアンバー・ローズさんの施設のスタッフは以前にも漏斗胸の子猫の世話をした経験がありました。
アンバーさんは子猫たちを引き取ると養育ボランティアのサラさんの家に連れていきました。
サラさんは一日中子猫たちの世話をしたそうです。

子猫たちは3匹で仲良く遊び片時も離れようとはしません。
唯一健康な子猫「レイニエル」(薄い茶トラ)は病気である「エレベスト」(一番濃い茶トラ)と「フジ(茶トラ)」のことを心配し、いつも寄り添いながら見守っています。
エベレストとフジは成長するにつれて活発な動きをするようになってきましたが、さほども胸の障害は気にならないようです

サラさんの元で5週齢を迎えた子猫たちはさらに人とのせいかつに慣れるために別の養育ボランティアさんであるジョイスさんに預けられました。
ジョイスさんによると3匹の子猫たちは本当にお互いを信頼し愛しているようでその絆の強さに驚かされたといいます。

ジョイスさんとの生活にも慣れ、子猫たちは生後2ヶ月になりそろそろエベレストとフジに手術が必要かどうかの判断がつくでしょう。
実績を積んで今までに多くの漏斗胸の患者を救ってきたジーン先生が子猫たちを絶対に救ってくれるとジョイスさんは信じています。
健康になった3兄弟が仲良く幸せな日々を暮らしていける未来が訪れることを祈ります。