驚いたことにそれはうちの飼い猫の1匹、ティガーでした。
私たちが朝見つけたものを口に銜えてさっそうと戻って来る姿がはっきりと映っていたのです。

私たちはティガー、シュガー、ニンジャと3匹の猫と暮らしてきました。
彼らは家と外を自由に行き来することができます。
しかしそれまで、私もベティもティガーが何かを拾ってきたところを見たことがありませんでした。
防犯カメラの映像がなければティガーの仕業だったなんて全く気付かなかったでしょう。

私道に持ち込まれていたのは手袋、靴下、帽子、タオルといったものからファーストフードのドリンクのカップ、お菓子の包装などゴミのような物からほとんど新品のものまでさまざま。
最初の手袋は近所に住む庭仕事の好きなご婦人のものだとすぐに分かりましたが、それ以外のものはどこから持ってきているのか・・・

自宅の近くに高校があるのでティガーは恐らくそこから盗んできたのだと思われました。
要らないものはともかく、誰かがなくなったものを探しているかもしれません。
返す方法を考えて、2013年12月、Facebookに集まったものの投稿を始めました。

ティガーが持ち帰ってくるものはその後もどんどん増え続け、中にはとんでもないものがありました。
それは1回分のマリファナでした。

私は地元ウエスト・リン署で巡査部長として働いています。
その時ばかりは『ティガー、それは持ってはいけないものだよ。法律に違反している!』そう言って彼に注意しました。

この1件はメディアに取り上げられるきっかけになり、猫の行動に詳しい専門家がティガーの行動について説明してくれました。

『ティガーの行動は決して珍しいことではありません。
猫は注目を集めるのが大好きです。
ティガーがモノを集めれば集めるほど飼い主は彼に注目するでしょう?』

私たちの注目を集めるため・・・
ティガーの私たちへの贈り物は、モノだけではありませんでした。

実はティガーのような行動はうちの猫の中で彼に始まったことではありません。

かつて私たちの猫にブッバという猫がいました。
ブッバは隣人が庭仕事を終えて庭に残した作業用の手袋を勝手口のポーチに持ってきていたのです。
ティガーはおそらくブッバから何かを引き継いでいたのです。

その後も、ティガーがモノを持ち帰るたびに私の投稿も続きました。
そしてモノの種類はどんどん増えていきました。

建築学の簡単なレポート、領収書、競泳用のゴーグル、オモチャ・・・
ティガーは馬のぬいぐるみを好んで持ち帰ってきました。
ディズニーのキャラクターにバッドマンのお面もあります。
困ったことにこれらにも新品同様のものもありました。

Facebookを見て名乗り出てくれる人もあるにはありましたが、殆どのものはそのまま残り、私のもとには何百ものモノが集まっていきました。
明らかに使えないものは処分しましたが、まだ使えるものは定期的に慈善団体へ寄付することにしました。

寒さの厳しい真冬を除き、ティガーの贈り物は我が家に増えていきます。
私はそのたびに投稿し、ベティは残すべきものをきれいに保存しています。
私とベティの朝はコーヒーとティガーの贈り物を見つけることから始まります。

ある日、シュガーが鳥の羽を持ち帰ってくる映像が映っていました。
そしてニンジャは蛇を捕まえては持ち帰ってきます。

あなたの猫は何を持ってきますか?