私が教えられた場所に行くと、簡単に子猫たちを見つけることができました。
資材置き場になっているその場所には、積み上げられたブロックやコンテナが置いてあり子猫たちが身を隠すのに都合のいい場所でした。
子猫たちの母猫と子猫たちより少し年長の子猫たちもいます。
棄てられた猫たちの子育ての場所になっているようです。

今は無邪気に遊んでいる子猫たちですが、その場所も子猫たちがずっと安全に暮らせる場所とはいえません。
子猫たちの存在を教えてくれた人と話をした私たちは、子猫たちに危険が及ぶ前に保護することにしました。

安全に保護するためにトラップを使用します。
その日の夜、戻って来ることにしました。

次の日、早速トラップを仕掛けました。
3匹までは順調にトラップに入ってくれたのですが、残る黒猫の1匹はなかなか入ってくれません。
夕方になり、黒い子猫は夕食のための虫を追うのに一生懸命になってしまいました。

仕方なく、兄弟を囮に使うことにしました。
子猫たちがねぐらにしている木の傍に、先にとらえた兄弟のうちの1匹を入れたキャリーケースを置き、子猫をおびき寄せる作戦です。
すると、黒猫がキャリーケースに興味を持って近付いて行きました。
私は黒猫の後ろに回って捕まえることができました。

4匹の子猫たちを捕まえる間にも、私たちは一方で子猫たちの母猫と少し年長の白黒の猫の姿をずっと探していました。
しかし黒猫を捉えるまでの間、2匹はついに姿を見せることはありませんでした。
引き続き監視を続け、母猫と白黒の猫を探すことにし、この日は4匹を連れて帰ることにしました。

子猫たちがもう少し成長し、食べ物を求めてあの場所から外に出たら、そこには車が行き交っています。
都合よく身を隠せる場所から離れてしまえば、鷹や何かに狙われる危険も待っています。

子猫たちが安全で飢えることのない場所は外にはありません。

翌日、私は友人のラリーのもとへ子猫たちを連れて行きました。
ラリーは子猫たちを迎える準備を整え、私たちの到着を待っていてくれました。

4匹の子猫はそれぞれ1匹ずつケージの中に入れられました。
不安そうな少し怯えた顔をしています。

ラリーは子猫を彼の心臓の近くに抱くと、驚くほど子猫の心を掴んでしまいます。
子猫たちはラリーのもとで新しい家族を探す準備をします。
ラリーに預けておけば4匹の子猫の心配はありません。

私は子猫たちをラリーに預けてからも、一日一回は母猫と白黒の猫を追っていました。
しかし残念ながら数週間の間母猫たちの姿を確認できませんでした。

保護活動を続けてきたクリスさんが、最後に語っていました。
『猫の繁殖期になると、心無い人間の手で猫たちが捨てられそれが毎年繰り返されています。
これは大きな大きな問題です。
でも、この状態をいい方向へ変えることができます。
棄てられる猫たちを助けることに関心があるなら、あなたがどう関与できるかを確かめるためにシェルターやレスキューグループを訪ねてください。
それが違いを生むきっかけになります。』

4匹の子猫たちはラリーさんのところで遊びを覚えはじめていました。