数年前、私はニューヨークで開かれたある会議に出席し、子猫の里親について学びました。

私はそれまで猫や子猫について何も知りませんでした。
しかしその会議でアメリカ国内で殺処分される猫の大半が生後2か月以下の子猫達だということを知って衝撃を受けました。

そして私はそこでハンナ・ショウ(kitten ladyとして有名な養育活動家)と彼女のパートナー、アンドリュー・マルティラと出会いました。
里親としての彼らの活動に深い感銘を受けました。

ノースカロライナに戻った私はすぐに地元のレスキュー隊のボランティアに登録して保護された子猫たちの里親を引き受けるようになりました。
これまで20匹の子猫たちを新しい家族のもとへ送り出してきた私を助けてくれたのが、現在7歳のウィニーでした。

4年以上前、ウィニーはペットパートナーズ(動物セラピー)の登録犬として活動を始めました。
ウィニーの穏やかで人懐っこい性格は、病気やケガの治療でストレスを抱える人たちに癒しを与え、ウィニー自身、活動を楽しんできてきました。

私が初めて保護された小さな子猫たちを連れて帰ったとき、小猫たちはすぐにウィニーの周りに集まり、喉を鳴らしながらウィニーに抱きついてフミフミを始めました。
そのときから、ウィニーは子猫たちの中心にいて抱きつかれたり、毛繕いをされたり、お昼寝をする子猫たち過ごすようになりました。
ウィニーは子猫たちが少々しつこくても、少しくらいヤンチャでもいつも穏やかに子猫たちを受け入れました。

中にはとても臆病で、警戒心が強く鳴き続ける子猫もいます。
しかし、そんな子猫でもウィニーの傍で過ごし、しばらくすると不安や恐怖が影を潜め鳴くのを止めます。
そして安心しきった寝顔を見せてくれるのです。
ウィニーは穏やかな性格と忍耐強さでどんな子猫たちも虜にしました。

ウィニーは子猫たちが十分に得られなかったママのぬくもりと安心感を与えてきたのです。

私が預かった小さな子猫たちは、ほとんどすべての子がウィニーと過ごすことが大好きでした。
ウィニーの自然な行為は私をとても驚かせました。

子猫たちは生後3~7週の間にその後を大きく左右する社会性の発達時期があります。
ウィニーはその時期の子猫たちと一緒に過すことで、子猫たちに大きく貢献しています。
ウィニーと過ごした20匹の子猫たちは、新しい家での暮らしにスムーズに溶け込み今も幸せに暮らしています。

ウィニーのもうひとつの活動の場、小児病院のICUに小さな男の子を訪れました。
私が男の子に『セラピー犬を連れて来たの。』と言うと、彼は私と目を合わせることなく『何のために?』と囁きました。
でも彼はカメのぬいぐるみを脇に置いてすぐにウィニーと抱き合いました。

数分の沈黙の後、男の子は私を見てこう言ったのです。
『連れて来てくれてありがとう。抱いていていいの?』

子猫の里親活動でウィニーは欠かせない存在になりました。
ウィニーは子猫たちが必要とする愛情と心地よさを出会ったときから与えています。
ウィニーは抱きしめられたい子猫や、一緒にお昼寝をしてほしい子猫がいると、その子猫のためにそこにいます。

これからもウィニーはたくさんの子猫たちと子供たちのために活動を続けます。