セーターを探していました。
2階の寝室へ上がって部屋の中を探し、ふとベッドの下の引き出しを開けたときです。
・・・猫がいました。
いいえ、私は猫を飼っていません。
でも、猫がいたのです。
横たわった猫が産まれたばかりの小さな子猫を4匹抱いていました。

一旦引き出しを閉めて1階に下りました。
なにも考えることができません。

ジャンパーを掴んだものの、再び2階へ上がりました。
とにかく猫と子猫がいる現実に慣れようと思いました。

『私は今、パパですか?』

もはや私の感情は怒濤のように押し寄せてどうすることもできません。

最も驚いたのは私自身が思いもよらないほどの父性で満たされたことでした。
困惑してどう対処したらいいのか見当もつきませんでした。

時間が経つにつれ、混乱が収まると私はママ猫と子猫たちに圧倒されていました。

『私は一時的に引き受けた仕事を保留することにしました。
私は今やパパです。』

『注文していたコミック雑誌とシングルモルトをキャンセルしました。
代わりにママ猫のご飯を買いました。』

残りの時間は猫と過ごすためにベッドの下を這わなければなりません。
一緒に過していた私は、猫たちが愛おしすぎて死にそうになりました。

ママ猫は彼女がベッドに選んだ引き出しの中で、懸命に子猫のお世話をしていました。

私はその日、子猫を見つけましたが、意外にも自分自身の深いところに愛する能力が大量に隠されていたことを知ることができました。

『子猫に涙を流すのは不健康ですか?
愛おしくて涙があふれるのは不健康なことですか?』
私は自分の涙に戸惑いました。

私はママ猫が誰かの飼い猫であるかどうかを確認することができていませんでした。
この時点で子猫たちに名前を付けることに躊躇していました。

イギリスに拠点を置く動物保護団体Cats Protectionに連絡を取り、少なくとも6週間はママ猫と子猫は一緒に過さなければならないとアドバイスをもらいました。
ママ猫がマイクロチップを持っているかスキャンするのはそのあとになります。

もし、マイクロチップが見つからず、誰の飼い猫でもなかったら、私はこのままずっと一緒に暮らす準備ができていました。

万が一飼い主が現れたとき、私は飼い主から喜びを奪いたくはありません。
だけど猫たちを誰からも奪われたくないと思っています。
そんなことになったら私の心は100%壊れてしまうでしょう。
私の父性は大きく揺れていました。

これまで、私とママ猫は眠れない夜を一緒に過してきました。

『私は今、子猫たちの成長が何よりの楽しみであり、人生で最も幸福な時間を生きているかもしれません。
そして、たとえ飼い主が見つかったとしても受け入れる準備ができるところまで到達しました。
少なくともこの瞬間は彼らを愛し、世話をすることができます。
私は彼らが私を必要としなくなるまですべてを与えるでしょう。』

ママ猫は子育てをするのに最適な場所と分かっていて彼のベッドの下を選んだようですね。