猫はペペという生後約1年の保護猫でした。
テキサス州デントン市の動物保護施設デントン動物保護区に2匹の姉たちと一緒に保護されていたのです。
プロフィールにはスフィンクスのミックスとありましたが、かなり個性的な外見をしているようでした。
顔、背中、しっぽにはしっかりとした被毛を蓄え、それ以外の被毛はまばらなようです。
私たちは一目でその猫に釘付になりました。

私たちは新しい猫を急いで探していたわけではありません。
納得のいく猫を気長に探そうと思っていました。
でもペペという猫を見たとき、個性的な外見をしたその猫にとても親近感を覚え、一目惚れに近い感じがしました。

私たちは早速猫に会うためにテキサスへ飛びました。

ペペはデントンの通りで2匹の姉たちと一緒に保護されていました。
3匹の姉弟は生き延びるためにゴミ箱をあさり、体は無数のダニに覆われていたそうです。
保護施設で1か月ほど経つと、姉たちは次々に引き取られていったそうですが、ペペだけは個性的な外見と、臆病でシャイな性格が災いして施設を訪れる人に興味を持ってもらえなかったそうです。

そして私たちがペペを見つけたのです。
初めて会ったペペに私たちは完全に心を奪われてしまいました。

臆病でシャイだと聞いたペペがほんの数分後、私の手を頭でつついてきました。
撫でるように催促したのです。
その瞬間、私たちは探していた猫がペペだと確信しました。
そしてペペは私たちの家族に加わったのです。

ペペはテキサスからニューヨークまでの空路をとても順調な旅をしました。
そして新しい自分の家に到着すると、馴染んでいくのに時間はかかりませんでした。
私たちはペペから信頼を置かれていることを感じることができ、それは私たちの大きな喜びです。
こんなにも早く馴染んでくれた猫は今まで出会ったことがありません。

ペペは特にスフィンクスのイギ―となかよくなりました。
イギ―はペペを本当の弟のように抱きしめるようになったのです。
2匹は家中追いかけっこをして遊びます。
イギ―はペペが昼寝をしている間、ずっとぺぺの毛づくろいをしています。
そしてペペはイギ―の後を付いてまわり、彼が何をしているかよく見ています。
ペペは自分の空間を大事にしていますが、ジギ―と一緒に日向ぼっこをするのも大好きです。

ペペは彼を迎え入れた私たち家族をとても愛してくれています。

ペペの個性的な外見について、デントンの保護施設ではスフィンクスのミックスと言われていましたが、別の種類のミックスではという人もいました。
私はおそらく数種類の猫の遺伝を持っているように感じています。
結局のところ私たちにはわかりません。
私たちにはあまり重要ではないのです。

でも、彼がどんな風に成長するかは楽しみです。
私は換毛のたびに違った毛の生え方をする猫の話を聞いたことがありますが、ペペもその猫に似ていると思います。
毎回違ったパターンの毛の生え方をするのでは・・・そう思っています。

ペペとの出会いでエルザを亡くし何かが欠けていた私たち家族がもう一度完成したような気がしています。
愛する猫を失った時、その想い出が消えることはありません。
思い出を大切にするために、家を必要としている別の動物にチャンスを与えるという方法も選択肢にあると思います。