ある日、野良猫を保護する活動をしているねこかますさんは野良猫がたくさん暮らしてしいる場所で1匹の衰弱した子猫を保護しました。
ねこかますさんの家には保護した先住オス猫の磨白さんがいます。
子猫に「時雉」と名付けて磨白さんに合わせたところ磨白さんは時雉が気に入った様子でした。

徐々に2匹の間は縮まり、磨白さんは時雉を可愛がり遊ぼうとしますが、少々荒っぽいようで時雉は圧倒されて時々逃げようとさえするのです。
逃げていく時雉のお尻のニオイを嗅いでフレーメンする磨白さん。
時雉も磨白さんのことを嫌ってはいません。力の差で勝てないというところでしょうか。

そんなある日、磨白さんと時雉はいつものように遊んでいました。
すると変な聞き慣れない音がしてきました。地震です。
猫の聴覚は非常に優れています。
磨白さんの動きが止まり様子を窺っています。
「あ!地震だにゃ!」

普段の磨白さんは何か異変を感じると窓の方へ向かうのですが、今回は驚く行動をとったのです。
磨白さんは庇うように時雉の上に伏せて守っています。
そんなに大きな揺れがあるわけではないのですが、危険を感じとったのでしょう。
本能的に弱い者を守るという尊い行動に出たのですね。

地震が収まるとまるで「大丈夫かにゃ?」と気遣うように時雉を舐めています。
時雉は安心しきってまどろんでいますね。
というか、地震の間も寝てましたよ(笑)
地震という異変によって兄弟、父子のような愛情が芽生えた瞬間だったのかもしれませんね。