猫はフロリダの通りをさまよっているところをClewiston Animal Control(クルーイストン動物管理シェルター)のスタッフに保護されました。
シェルターのスタッフは人間に慣れているその猫を迷子か棄てられたのだと思っていました。
猫の状態を見ていたスタッフが猫の足と眉間の辺りに紫色のペイントがあることを不審に思い、動物保護施設Naples Cat Alliance(ネイプルズ・キャット・アライアンス)を運営するメーガンさんに写真を送りました。
写真を見たメーガンさんはそのペイントですべてを理解し、猫のケアをするために施設に引き取ったのです。

シェルターでMr.パープル・ポウズと名前を付けられていた猫は、4本の足の白い部分を紫色に染められ、眉間には同じ紫のストライプが入れられていました。

猫が到着した翌日、メーガンさんは施設のFacebookにMr.パープル・ポウズについて投稿しました。

『私はたくさんの動物たちを保護してきました。
衰弱させられ、ケガを負い、無視され、虐待されていた動物たちを救助してきましたが、中でもこの猫の経験は特別なものです。
彼の紫色がすべてを物語ります。

猫や子猫は白い部分を鮮やかな色で染められ色分けされます。
そして、人間はどの色が最初に死ぬかを賭け、猫を興奮した犬達が待つリングに投げ入れるのです。
これは最悪の場合残酷です。

もっと逃げ出すことができればと思いますが、私の本当の願いはこの凶悪な「スポーツ」の加害者たちが見つかり起訴されることです。』

長年、保護活動に携わりたくさんの動物たちを見てきたメーガンさんでしたが、Mr.パープル・ポウズとの出会いは特別だと語っています。
身勝手な人間たちの残酷な行為が、動物たちの尊い命を奪っていることを知ってもらい、共有してほしい、それが少しでも動物の命を守ることにつながれば・・・そう願って投稿されていました。

人間の手で信じ難い、恐ろしい経験をしたMr.パープル・ポウズですが、施設ではスタッフに甘えていました。
動物病院で診察を受けた結果健康状態に問題が無くとてもフレンドリーで愛情深い性格だったため、翌週には新しい家族を探す準備を整えました。

5月30日。
その日は施設にとって思い出に残る週末になりました。
なんと9匹の猫や犬達が新しい家族のもとへ旅立って行ったのです。
その中にMr.パープル・ポウズの姿もありました。

男性に抱かれたMr.パープル・ポウズにはあたたかい家族が待っていました。