ある日、ニュージーランドのロワーハットにある動物保護団体「Kitten Inn」に1匹の子猫が連れて来られました。
それは午前3時のこと、施設の創始者であるスーザン・マクネアさんは玄関のドアがノックされたのでドアを開けると全身にタトゥーを入れ、顔がヒゲで覆われ、汚れた服を着た大きな男性が立っていたのです。
男性はジャケットの中から子猫を取り出し「あなたの助けが必要だ」といいました。
男性の話では出席したパーティでその子猫を数人の若い女性たちが次々と手渡しながらイジメていたそうです。
男性は許せないと思い子猫を救い出してきたのでした。

スーザンさんは男性に子猫の名前を聞きましたが、男性は心無い彼女たちがつけた名前は教えたくないと言って子猫の助けに使って欲しいと100ドルを置いて名乗らずに去っていきました。
施設のスタッフは子猫に「ハーレー」と名付け、そして男性のことを「ハーレーの天使」と呼ぶようになりました。

ハーレーは施設にいた子育て中の保護猫に会わせ育ててもらうことになりました。
数週間後には他の子猫たちは大きく成長したのですが、ハーレーはほとんど大きさが変わりません。
しかし、ハーレーは健康で元気にいつも母猫代わりの保護猫に甘えています。

ハーレーはある時人間に抱っこされる喜びを知りました。
その日以来、ハーレーはいつもスタッフにくっついて離れないようです。
ハーレー生後10週でやっと体重が320gになりました。
しかし、この年齢の子猫の平均体重は1kgくらいなのでハーレーの体の小ささがよくわかりますね。

ハーレーは保護施設で暮らしていた先住猫と仲良くなりました。
先住猫はとても優しくハーレーを受け入れ一緒に過ごしています。
まるで親子のような2匹にスタッフは心が癒されると言ってます。

生後6ヶ月になったハーレー。
一緒に横で写っている子猫は生後9週ですが、ハーレーの方がやはり体が小さいですね。
健康なハーレーが成長しない理由は分かっていないそうです。

2歳になったハーレーですが、体重は1.3kgで生後12週の子猫の大きさといいます。
しかし体は小さくても心は大きくいつもスーザンさんを幸せな気分にさせてくれるそうですよ。
そんなハーレーです。きっとあの時救ってくれた心優しい男性のことも覚えていて感謝していることでしょう。