マサチューセッツ州セーレムにあるThe Odd Cat Sanctuaryは、病気、けが、障害、高齢、野生、虐待など様々な理由で新しい家族と出会えずにいる猫たちを迎え入れる動物保護施設です。
10歳のマジェスティの話を聞いたスタッフは、すぐにシェルターへ向かい彼女を引き取ることにしました。

施設は早速マジェスティを動物病院へ連れて行き、診察を受けました。

マジェスティは歯の疾患と心雑音があるために飼い主を見つけるのは難しいと判断されていました。
しかし、幸いなことに動物病院での診断ではマジェスティの心臓に全く問題はありませんでした。

施設に来て以来、マジェスティは誰かに撫でてもらうたびに喉を鳴らしてとても嬉しそうでした。
人に会うたびに頭を突き出して遊んでほしいとおねだりしました。
まるでそれまでの寂しさを埋めるように、会う人ごとにアプローチしていました。
マジェスティは誰かとふれあえることが嬉しくてたまらなかったのです。

抜歯と完全な歯科治療を受けたマジェスティはほとんど完璧な健康を取り戻し、里親さんのもとで新しい家族を探すための準備を始めました。
相変わらず誰にでも愛情を振りまき、特に子供とのふれあいが大好きでした。
施設のスタッフ達は、愛情深いマジェスティならきっとあたたかい家族と巡り合えると誰もが思っていました。

施設はマジェスティに家族とのクリスマスを迎えてほしいと願い、12月のはじめに施設のFacebookにマジェスティのストーリーを投稿しました。
しかし、残念ながらマジェスティへの問い合わせを受けることはありませんでした。

マジェスティの願いと、彼女の温かい心を知る施設の人たちはとても困惑しましたが、マジェスティの愛情を受け止めてくれる家族がきっと見つかると信じていました。

マジェスティの目は内斜視ですが、視力には全く問題がありません。
少し寂しげな印書を与えているかもしれませんが、実際の彼女はとても積極的に誰にでも愛情を見せてくれました。
マジェスティの本当の魅力を伝えることができたら・・・スタッフたちはFacebook上でマジェスティがどんなに素晴らしい猫かを懸命に訴え続けていました。

12月の終わり、マジェスティの願いとスタッフたちの想いが通じ、あるご婦人が数名の候補者の中からマジェスティの家族に決まりました。
2018年1月3日、クリスマスこそ間に合いませんでしたが、マジェスティはご婦人の家へ旅立って行きました。

ご婦人の家には先住猫がマジェスティの到着を待っていてくれました。

マジェスティはエロイーズと新しい名前を付けてもらい、生住猫ともならんでご飯を食べる仲のいい友人になっています。
ご婦人の膝に抱かれてゆったりと過ごすマジェスティは、今、とても満たされています。

マジェスティはシェルターの処分寸前の時でさえ、迎えに来た施設のスタッフに喉を鳴らしていたと言います。
ずっと望んでいた自分の家自分の家族に囲まれているマジェスティの穏やかな様子に、彼女を救ってくれた施設の人たちも心から喜んでいます。