猫は生後4~5か月、抗生物質で処置した後、摘出手術を受けなければなりませんでした。
猫はそのまま20日間入院することになり、私は猫にチアルートと名前を付けました。

私は助けが必要な猫の世話をしては、飼い主を探したり、自宅の庭に住まわせたりしています。
チアルートには安心して暮らせるように寄り添ってくれる家族を探そうと思いました。

早速飼い主を募集するサイトのFacebooやインスタグラムに投稿しチアルートの情報を公開しました。
しかし、残念ながらチアルートに対する問い合わせはありませんでした。

11月20日、退院したチアルートを一時的な里親の家に預けていたとき、彼の家族を探し続けていた私のもとに悪い知らせが届きました。

里親の話では・・・
チルアートは彼らが住む平屋の家で、開いていた窓から出てしまい恐らく車にぶつかってしまったというのです。
彼らの油断が招いてしまった不幸な事故、私は心が痛みました。

診察を受けたチルアートは、右の大腿骨を骨折していました。
獣医師は大腿骨を金属製のピンを使って固定する手術をすれば、必ず歩けるようになると言ってくれました。

ピンを取り外せるのは1月の第1週。
忙しい私を知る獣医師は、それまでチアルートを預かってくれると言ってくれたのです。

経過の順調なチアルートが回復し始めていた12月2日、私の友人から足に重傷を負った子猫を保護したと連絡が入りました。

生後半年ほどの猫の後ろ足は、まるでその上を車の車輪が走ったようなひどいケガをしていました。

獣医師のもとへ駈けこんでレントゲンを撮ってもらうと、後ろ足の2本とも骨折していました。

右の後ろ脚は粉々に骨折していた上に咬まれていたため修復が難しく、残念ながら切断するしかありませんでした。
左足の骨折は治すことができるものの、他にいくつもの傷が開いていたため、獣医師は包帯でしっかりと巻いていました。
全ての治療には30~40日が必要だと言いました。
私は猫にヒカップと名前を付け、世話をすることにしました。

野良猫の過酷な暮らしの中で一体ヒカップに何が起きたのか・・・
私はヒカップにも家族を探し、安心して暮らしてほしいと思いました。

チアルートとヒカップ、2匹とも人懐っこく撫でるとゴロゴロと喉を鳴らします。
2匹のために必ず家族を見つけよう、そう決心した私は、彼らのビデオを作ってYoutubeにアップしようと思いました。
2匹がどんな経験をしたのかたくさんの人に見てもらい、その中に家族になってくれる人を探そうと思ったのです。

ビデオは12月13日に公開しました。
残念ながら、あまり多くの人に見てはもらえませんでしたが、しかし、嬉しいことに十分な成果を上げることになりました。

公開3日後、私のもとに嬉しいメッセージが届いたのです。

私の地元から350kmも離れた場所に住むあるご婦人がハイカップを引き取りたいと言い、ご婦人のお姉さんがチアルートを引き取りたいのだと言います。
なんと、2匹同時に家族が見つかったのです。
そしてさらに、嬉しい連絡が入りました。

ハイカップがついに歩き始めたのです。
駆けつけた私の前で、ハイカップは残された3本の足を上手に使って普通の猫と変わらず離れた場所へ飛び移って見せました。

ご婦人たちの要望で、回復した2匹は去勢手術を受けワクチンの接種を済ませました。

ご婦人たちが迎えに来ているのを待っていました。

ケージの中の2匹は、私が近付くと撫でてもらおうと頭を突き出してきます。
ようやく2匹に帰る場所ができるのです。

到着したご婦人はケージの中の2匹に手を伸ばして、優しく撫で始めました。
チアルートが先にリラックスしてハイカップもすぐに嬉しそうに撫でられていました。
2匹の様子に私はホッとしました。

ご婦人たちのもとでチアルートはヴィディ、ハイカップはチャッカースと新しい名前を付けてもらいました。
親切なご婦人たちは、私に彼らの写真をたくさん届けてくれています。
2匹とも新しい家にすぐに馴染んで、愛情を注がれて暮らしているようです。

辛い経験をした猫たちに、自分の家と家族を繋ぐ橋渡しをするのはとても大変なことですが、とてもやりがいのある仕事です。
2匹の写真を眺める私は、とても幸せです。

2匹に家族を見つけようと公開された動画はこちらから:【Two disabled kittens looking for homes (Yuva arayan 2 engelli kedi)永遠の家を探している障害を抱えた2匹の猫】https://www.youtube.com/watch?v=4IoDI47xQss