私は保護施設の運営と養育の両面で活動をしてきました。
ボップとブープの兄弟は生後数週間でバージニア州の地方のシェルターに保護されていました。
2匹はそれぞれ、染色体の異常が原因で起こる眼の問題を抱えて生まれました。

兄のボップは小眼球症を抱えていた目が重い感染症にかかり、私が引き取る数日前に両目の摘出手術を受けたばかりでした。
生後2ヶ月半、小さな体で手術に耐えたボップは一度も見ることができなかった可能性が高く、私は胸が痛むと同時に彼の強さに心を動かされました。

自宅で一緒に暮らし始めたボップは、彼が持っている感覚を駆使して普通に食べ、遊び、何よりリラックスして暮らし始めました。

ボップは階段を上ることをすぐに覚えましたが、下りるには勇気が必要でした。
次のステップを掴むのにとても苦労して鳴いていたのです。
階段を上るのが大好きな彼のために、何かいい方法はないか探していた私は、階段に本を数冊ずつ重ねて置いてみました。
すると小さなボップはすぐに次のステップを見つけて下りることができるようになりました。
さらに本を積まない階段を下りることに挑戦し始めたのです。

ボップはすべてにおいて勇敢で前向きでした。

私がボップを引き取ったとき、ブープは新しい家族を探せる状態だと判断されていたため一緒に引き取ることができませんでした。
でも私はボップの回復を支える中でブープのことが頭から離れず、翌週、再度シェルターへブープを引き取りに向かいました。
そして数日後、ブープをボップのもとへ連れてくることができたのです。

再会を果たした2匹はそれ以来決して離れようとしませんでした。
それぞれに全く違う個性を持った2匹は、一緒にいることでお互いを照らし合う存在だったのです。

ボップは早い段階から階段の上り下りができるようになり、家具に飛び乗ったりすることも学ぶことができました。
ボップは聴覚、嗅覚を駆使して、正確な髭のナビゲートを頼りに視力を十分に補っていました。

そして、ブープはいつもボップの傍を離れず、彼に新しい場所を探検させるのが大好きでした。
ボップが離れた所に飛び移るとき、ブープの鳴き声がボップに正確な距離を伝えていました。

2匹は家中を追いかけっこして遊び、私の家族である年上のポッキーたちとじゃれ合いました。

ボップは何にでも果敢に挑戦する勇敢さを持っている反面、私や夫といるときは抱き合っていることが大好きな甘えん坊です。
気分が高まると、私たちの鼻の頭にキスをします。

家の中で離れていても、自分がどこにいるのかを伝えるためにとても可愛らしい声で鳴きます。
『ボクはここに居るよ!』って。

ブープの目は先天的な異常、眼瞼内反症を抱えていました。
瞼が未発達のために正常な状態の1/3しかなく、目を完全に閉じることができなかったのです。
そのため乾燥しやすく慢性的な不快感を伴いながら、感染症のリスクが非常に高い状態でした。
ブープの目を修復するためには一連の手術を必要とし、その費用はとても高価で繊細です。

私はレスキュー団体の協力を得て手術の費用を集めるために寄付を呼び掛けてきました。
そしてブープはたくさんの人の支援を受け、手術を受けられるようになりました。

手術を終えたブープが帰ってきたとき、一番の理解者ボップは弟を抱きしめて迎えました。

ブープは、その後も数回の手術を耐えなければなりませんでした。
時には帰宅後数日に渡って気分が悪いときもありました。
その時、ブープは一晩中私の隣か私の上で眠りました。
健気なブープは食べたり遊んだりすることで気分の悪さを紛らわせていました。

恐らく、ボップとブープは自分がハンディを抱えているとは思っていません。

ボップとブープは私が出会った里子の中で最も愛情深い猫たちです。
とても甘くて社交的です。
そして私はボップほど好奇心と勇気に満ちた愛情深い猫と出会ったことがありません。

私も夫も、ボップとブープの人生と出会えたことをとても誇りに思っています。
彼らの未来のためにできる限りのことをして支えたい、私たちはそう願っています。