私はブルックリンに拠点を置くレスキューグループFlatbush Catsで野良猫たちの避妊・去勢を中心に保護活動をしています。

キジトラのその子猫は昨年12月にトラップで捕獲し、去勢手術を受けた子猫でした。
彼はとても人間を恐れていて、友好的ではありませんでした。
発見したとき、すでに生後数か月が経っていたこともあり、術後は元の地域に返してその後も観察を続けました。

私は子猫にジョルジオと名前を付け、数週間定期的な食事を運びました。

はじめは食事だけが目的だったジョルジオでしたが、次第に少しずつ私とふれあうようになりました。
とは言っても、私が目的なのか、定期的な食事が目的なのかは分かりませんでしたが・・・
でも、ジョルジオは数分間私に体をパッティングさせ、ほんの数秒お腹を見せ始めました。

しばらくすると、ジョルジオは私と並んで座るようになりました。

そして、そうやってジョルジオと並んでいる私は、ある思いを抱くようになりました。

ジョルジオにも家族を見つけられるかもしれない・・・
出会った頃は、いや、数週間前まで人間に対して恐れしか持っていなかった彼は、私との時間を過ごせるようになっています。
試してみたい、そう思うようになりました。

私はジョルジオに人間との暮らしに慣れてもらうために里親を引き受けてくれる人を探しました。
すると、1週間もたたないうちに、あるボランティアのカップルが名乗りをあげてくれたのです。
ふたりは昨年病気のために愛猫を亡くしたばかりだと言います。

ジョルジオはふたりの家で数週間を過ごし、新しい家族の募集を始める予定でした。

ジョルジオがふたりの家で暮らしはじめて3週間後。

私にふたりから再び連絡が入りました。
それも思わぬ知らせでした。

ふたりは正式にジョルジオを家族として迎えたいと言ってきたのです。

ふたりはジョルジオを迎えて1日目には彼に心を奪われたのだと言います。

はじめは怯えた様子を見せていたジョルジオでしたが、今ではふたりの膝の上で丸くなったり、羽のオモチャで遊んでいるのだそうです。
ジョルジオはふたりの膝の上で寛ぐのが大好きだと嬉しそうに話してくれました。

彼らは里親としては失敗だったかもしれませんが、私は愛猫を亡くしたばかりだったふたりが、再び猫を迎える決心をしたことをとても嬉しく思いました。

人に懐くなど考えられなかったジョルジオが、こんなにもスムーズに家猫としての暮らしに馴染み、家族との暮らしを楽しめるなんて想像もつきませんでした。

ジョルジオは初めて出会った家族が、彼にとって最高の家族という幸運に恵まれたようです。

もし、家族に猫を迎えよと思ったら、まず、里親になることを検討してみて下さい。
あなたの家族としてどんな猫がいいのか確認することができます。

ジョルジオのような幸運な猫がもっともっとたくさん増えますように。