建設現場で働く親類から、友人が保護した猫の引き取り手を探しているという話を聞きました。
仕事場で見つけた野良猫を家に連れて帰ったものの、とても怯えていた子猫は彼が一緒に暮らしているペットたちと馴染めないでいるそうです。
日に日にストレスを溜めこんでいる子猫をかわいそうに思った彼が、友人である私の親類に相談してきたのだそうです。

夫に子猫の話をすると、うちで飼おうと言ってくれました。

私たちは親類に連絡を取って、すぐに子猫を迎えに行きました。

白とグレーのおとなしそうな猫は、怯えた目をしていました。
何かとても大きな不安を抱えているように見えました。

私たちは念のために猫を動物病院へ連れて行きました。
幸い、健康に問題は無かったので、必要な予防接種を済ませました。

夫と私は猫にグレービーと名前を付けました。

自宅にはグレービーがリラックスできるように、できるだけ静かな環境を用意していました。
部屋の中に落ち着いたグレービーとしばらく過ごしていまいた。

10分ほど経ったでしょうか。
グレービーは夫の腕に前足を巻き付けて喉を鳴らし始めました。
夫が彼女を抱きしめると、とても幸せそうな表情をしたのです。

グレービーは生まれて初めて抱きしめられたのかもしれません。
そして、その心地よさをその時初めて感じたのかもしれません。
彼女は思い切り甘えました。

我が家にはもう1匹、猫のビスケットがいました。

グレービーがすっかり落ち着いたところで、ビスケットを紹介しました。

はじめはお互いに混乱した2匹でしたが、1週間もするといつも一緒にいる親友になりました。

2匹が寛いで過ごすとき、ビスケットはお兄ちゃん気取りでグレービーを包むように抱きしめています。
どうやら妹のようなグレービーが可愛くてたまらないようです。

夜寝るとき、2匹は私と夫の足元で一緒に丸くなって眠っています。
昼間は家中を走り回り、お互いに追いかけっこを楽しんでいます。

お昼寝をしたいとき、グレービーはビスケットを誘ってソファの背もたれの上で眠るのがお気に入りです。

グレービーはビスケットのことを本当の兄のように感じているようです。

保護してくれた男性のおかげで、私たちは新しく小さな家族と出会うことができました。

怯えていたグレービーは、今、私たち家族に愛されそのまなざしは自信に溢れています。