女性はすぐに地元の動物病院へ向かいました。

パパ猫とママ猫はとても人懐っこい性格で、診察をしてくれた獣医師や病院のスタッフに体を摺り寄せ、感謝の気持ちを一生懸命に伝えたそうです。

全員の健康状態を確認した獣医師は、地元の動物保護団体Cat People of Melbourneでボランティア活動をしているジーナ・ベレットさんに連絡を取りました。

ジーナさんは猫の一家と会うために病院を訪れました。

一般的に猫の父親は育児に参加することは珍しいのですが、生後2週間の子猫たちに、パパ猫とママ猫は常に寄り添い、深い愛情を持って一生懸命にお世話をしていました。
ママ猫は常に子猫の身体をきれいに保ち、お世話をしていました。
パパ猫は常に周囲に目を光らせ、必要な時に子猫たちのお世話を手伝っていたのです。

ジーナさんはSNSを通じて彼らのお世話を引き受けてくれる里親さんを募集しました。
すると、ジーナさんの呼びかけを目にしたあるカップルがすぐにでもお世話を始めたいと募集に応じてくれたのです。
一家は翌日、迎えに来たカップルの家へ向かいました。
カップルは猫の夫婦にパパ・ラスカルとママ・ロージーと名前を付けてくれました。

カップルの家で安心して子育てに専念できるようになったことを理解したパパ・ラスカル。
周囲に警戒の目を光らせる必要が無くなり、ようやくリラックスすることができ、自分の毛繕いを始めました。

ロージーは相変わらず子猫たちのお世話に忙しそうですが、養父のマシューさんが子猫たちのお昼寝を見守ってくれるので、その間彼女もまた少し体を休めることができるようになっていると言います。

マシューさんの脚に抱きついてお昼寝をする子猫たちに、夫妻は目を細めています。

カップルの家での生活に慣れたロージーとラスカルの一家は、とても落ち着いて暮らしているようです。

ラスカルは目下、トイレで遊ぶのがお気に入りのようです。

心無い人間に捨てられていたラスカルとロージーの一家。
しかし、愛情深い2匹は決して子猫から離れずにラスカルは家族を守り続け、ロージーは子猫たちを抱きしめていました。
ジーナさんのおかげでようやくマシューさんたちと出会い、一家は安全な場所で愛情を注がれた暮らしを始めることができました。
家族がそろって幸せを掴む日はそう遠くないのかもしれませんね。