自宅に戻ると、物音を聞きつけたアンディが私を出迎えに走ってきました。
不安を抱きつつ、見守っていると・・・
アンディはキャリーケースの中から出てきた子猫に前足を回し、まるで慰めるかのように抱きしめました。
そして、子猫に挨拶のキスをして、早速毛づくろいをはじめたのです。

アンディはこれ以上ないくらい子猫を歓迎してくれました。
その日の夜になっても、アンディは子猫のそばを離れようとはしませんでした。

ホッとした私は子猫をオピーと呼ぶことにしました。

アンディは夫と出かけたドライブの途中で立ち寄った、ガソリンスタンドで保護した子猫でした。
発見したときのアンディは、オピーと同じように瀕死の状態でした。
私と夫は数週間にわたりアンディを看病し、家族に迎えました。

アンディがオピーを歓迎してくれたとき、私はアンディの時と同じことが起ころうとしている・・・そんな予感がしました。

翌朝、私はアンディとオピーの声で目を覚ましました。

オピーは我が家に来てからというもの、すっかり安心して体力を取り戻すために一日の大半を眠って過ごしていました。
アンディの歓迎ぶりも手伝ってオピーは私たち家族にすっかり信頼を置いてくれたようです。

小さなオピーには時間ごとのミルクが必要でした。
私は数週間の間3時間ごとに起きてミルクを与えていましたが、オピーはミルクを飲み終わると、必ず私の胸に這いあがり丸くなって眠りました。

私とオピーの傍にはじっと見守っているアンディが寄り添っていました。
アンディはオピーが現れる以前には、毎晩私と抱き合って眠っていました。
でも今は、オピーのために私たちの傍にいるのが分かりました。
私にはアンディが心の底からオピーを愛していることが伝わってきました。

オピーはアンディに見守られ、次第に体力を回復していました。

元気が出てきたオピーにアンディはトイレの使い方やジャンプの着地や狩りの遊びを教え始めていました。

オピーの傍には常にアンディが寄り添い、2匹の絆は切り離せないものになっていました。
私はオピーを正式に家族に迎える決心をしました。

私は生まれて間もなく両親に捨てられ、常に心に孤独を抱いて成長しました。
アンディと出会って彼と抱き合ううちにその孤独を埋めることができました。
アンディは私の人生を救ってくれたのです。

いま、オピーはアンディが私にしてくれたことと同じことをアンディにしてくれています。

オピーが家族に加わって6週間が経ちました。

アンディとオピーの絆はますます深く、強くなっています。
そんな2匹を側で見ている私は再び幸せを感じています。
私が満たされたように、今、アンディが満たされています。
私たちにとってこんなに幸せなことはない、そう思っています。