トレーラーパークに暮らす女性は2匹にクラレンスとミッドナイトと名前を付けていました。
2匹はとても仲がよく、いつも寄り添っていたそうです。

2匹の存在に気付いた女性は、彼らのために何枚もの毛布を使ったベッドを暖房の入ったトレーラーハウスの傍に置いてご飯をあげていました。
しかし、マイナス20℃を下回る極寒の日々が続き、猫たちはトレーラーパークの中でより温かい場所を求めているようでした。

猫たちに寒さから解放されて安心して暮らしてほしい・・・そう思うようになった女性が私たちに連絡を取ったとき、できるだけ早く2匹を保護する必要があると考えすぐに計画を立てました。

私たちは彼女にトラップを貸出し、彼女はトレーラーハウスの傍や壊れたトレーラーの下にいくつかのトラップを置きました。

年が明けてすぐ、早朝6:15に彼女から連絡が入りました。

クラレンスがトラップに入っていると言います。
私たちは彼女のもとへ急行し、準備していた温かい場所へクラレンスを運びました。

私たちが到着したとき怯えていたクラレンスは、トラップの中から威嚇しとても興奮していました。

しかし、温かい場所に安心したのかすぐに落ち着きを取り戻し、撫でると私の手に頭を擦りつけて喉を鳴らしはじめました。

その日の午後気温が下がり始める前に、再び女性からトラップにミッドナイトが入っていると連絡が入りました。

トラップの中のミッドナイトは怯えてかなり興奮していました。
しかし、クラレンスとの再会を果たすと、安心したのかすぐに落ち着きを取り戻していました。
その場所に慣れてくると、耳の周りをくすぐられてとても喜ぶようになりました。

2匹ともご飯もしっかり食べ、温かい場所でベッドに潜り、その場所の居心地に満足しているようでした。

健康状態を確認するために2匹を動物病院へ連れて行きました。

クラレンスはすでに去勢されていましたが、マイクロチップは見つかりませんでした。

ミッドナイトは確認のためにお腹の毛を少し剃ると、避妊手術を受けていることが分かりました。
そしてクラレンスと同様に彼女からもマイクロチップは見つかりませんでした。
2匹は2~3歳、血液検査の結果も良好で健康面に問題はなく、予防接種を済ませました。

クラレンスとミッドナイトは明らかにある時期飼い猫だったのです。
彼らが迷子になったことも考えられましたが、私たちは元の飼い主に捨てられた可能性が高いと重いました。

辛い毎日を送っていた2匹ですが、トレーラーパークの女性にお世話をしてもらえたことはとても幸運でした。
そして、女性に助けられながらずっと離れることなく支え合ってきた2匹には固い絆が感じられました。
彼らに新しい家を探すにあたり、私たちは2匹を一緒に引き取ってくれる家族を見つけたいと考えていました。

私たちはクラレンスとミッドナイトに新しい家族を探す間の仮住まいへ向かいました。
同じイリノイ州のウッドストックにある『レディ・モクシー』というペット用品店です。
健康志向のペットフードや雑貨を取り扱うこの店では、譲渡会を開催したり保護活動を応援してくれています。
クラレンスとミッドナイトのことを知ったオーナーが、2匹の仮住まいとして協力したいと言ってくれたのです。
温かく快適な店内でスタッフのお世話を受けることができ、2匹は用意されたケージに入るとすっかり寛いでいました。

保護して21日、『レディ・モクシー』で暮らし始めて2週間後。
SNSに投稿した2匹の記事を見たコニーさんという女性が私たちに連絡を取ってきました。
その日彼女は、ウィスコンシン州から1時間の道のりを『レディ・モクシー』へやってきたのです。
実際に2匹と対面したコニーさんは、間違いなく一目惚れだと言いました。
そして、引き取りの書類にサインをすると、2匹を連れて車に乗り込んでいきました。

クラレンスとミッドナイトは離れ離れになることなく、新しい永遠の家に一緒に旅立つことができました。
後日、2匹がゆったりと過ごす写真がコニーさんから届き、トレーラーパークの女性も『レディ・モクシー』のスタッフも、そして私たちも幸せを感じているところです。