子猫は生後6週の小さな子猫でした。
郵便局の女性は、トラックに向かってくる子猫が助けを求めているのだと感じたそうです。
地元ブルックリンで野良猫の避妊・去勢をしているフラットブッシュ・キャッツというグループの存在を知っていた女性は、荷台にあった段ボール箱に子猫を入れ、グループを訪れました。
保護活動を目的としないグループですが、連れて来られた子猫を受け入れお世話をすることにしました。

子猫はとても汚れていました。
グループのスタッフはすぐにお風呂に入れ、丁寧に洗ってあげました。
お風呂で大量のノミが取り除かれ、きれいにしてもらった子猫はとてもお腹を空かせていました。
子猫はお皿にたくさんいれてもらったご飯を一気に食べてしまいました。
そして、清潔で快適なベッドでお昼寝を始めました。

積極的な性格の子猫は、シャーリーと名付けられました。

グループに連れて来られた時、シャーリーは感染症を患っていました。
野良猫として生まれた小さなシャーリーにはどうすることもできません。
女性が感じていたとおり、シャーリーは大きな郵便配達のトラックに向かって走り助けを求めたのです。
シャーリーの思い切った行動は、結果的に彼女を良い方向へ導くことになりました。

シャーリーが運ばれて約2週間後のことです。
ある夜、グループが近くの地域にコロニーを形成する野良猫たちのために仕掛けていたトラップに、子猫が入っているという知らせが届きました。
駆けつけたスタッフは思わぬサプライズに遭遇しました。
トラップに入っていた子猫は、シャーリーの兄弟であることが分かったのです。

兄弟にはウォレスと名前が付けられました。
ウォレスは、お腹の回虫のせいで体力を失っていましたが、すぐに治療が施され次第に回復に向かいました。
その間にシャーリーの感染症も回復に向かっていました。

『全ての子猫は成長するために一緒に遊ぶ仲間を必要とします。私たちはシャーリーとウォレスの兄弟が一緒にいることが彼らのために最善だと思いました。』

お互いに健康を取り戻した2匹は久しぶりの再会を果たしました。
はじめは戸惑っていた2匹でしたが、そこは兄弟。
すぐに並んでご飯を食べ始めました。

一緒に暮らし始めた2匹は、ご飯をたくさん食べ、元気に遊びました。
そして、新しい家族を探す準備をすべて整えました。

2匹は一緒に新しい家に旅立って行きました。

グループのスタッフは2匹の新しいママに、シャーリーが入ってきた段ボール箱を一緒に届けました。

シャーリーが走り出したとき、全てが始まりました。

郵便配達の女性とグループのスタッフ達の支えが、2匹を幸せへと導いてくれました。
シャーリーを運んだ段ボール箱は、今でも2匹のお気に入りです。