『うぎゃ~!!』
・・・って、別に怒っているわけではありません。

シャもちゃんはこの日、初めての譲渡会の会場で来てくれたたくさんの人たちと、たくさんの猫たちにビックリ・・・ちょっとナーバスになっていました。
譲渡会の後、施設の写真展の撮影があってたくさん写真を撮ってもらったのですが、シャイなシャもちゃんは緊張もピークに達し、この表情。
『うん、個性が出ていてとってもいいと思います。』
預かりさんのお膝の上で、ちゃんと最後まで撮影してもらいました。

東京にある動物愛護団体ランコントレ・ミグノン。
2016年7月12日、代表さんはきゃしゃで食の細いロシアンブルー(たぶん・・・)と出会い、『このひとは食べないみたいで看取る感じかな・・・』そう思いながら保護したそうです。

施設最高齢として施設の一員に加わった猫は、とてもシャイでマイペースな猫でした。
環境の変化に慣れるまで少し時間がかかりましたが、可愛がってくれたスタッフさんたちのおかげで彼女本来の個性を開花させました。

2016年10月29日、新しい家族が見つかるまでの間、預かりボランティアさんのお宅で下宿生活を始めたシャもちゃんは、先住猫のはちわれや、さびねこに動ずることなく、時間をかけて仲良しになっていったのです。

確実に回復したシャもちゃんは、ごはんをモリモリ食べられるようになりました。
時にははちわれのごはんも食べちゃうくらい、食欲が出てきたおかげで体重を少し増やすこともできました。
ドライフードとウェットフードを混ぜたものを食べ、小さめのドライフードが好みだそうです。

ベッドでのんびり過ごすことが多いシャもちゃんですが、猫じゃらしのオモチャを見ると誰よりも早く反応して、高齢猫とは思えない素早い動きでよく遊びます。
思い切り遊んだあとは、鏡の前に座ってじ-っと姿を見ていたり、外の景色を眺めたりしているそうです。

最近、預かりボランティアさんはあまりに機敏なシャもちゃんの動きに『本当はもっと若いのでは・・・』と疑っているそうです。

眉間のしわと大きな目がどうしても怒っているように見られがちなシャもちゃんですが、それは彼女の生まれついた顔。
シャもちゃんは、お膝の上でまったりするのが大好きだし、ブラッシングも大好き、そして撫で方が足りないと催促するほど甘えん坊の一面も持っています。

2017年も年の瀬を迎え、大掃除で忙しい預かりボランティアさんが休憩のために腰を下ろすと、シャもちゃんはすかさずお膝の上にやっていきました。
寒い日はこたつの中で過ごし、キャットタワーの上ではカメラを向けられると自分から顔を近づけるのがマイブーム?になっているというシャもちゃん。
お客様がみえたら、ちゃんとご挨拶もできるようになりました。

いろんな表情を見せてくれるシャもちゃんは、下宿暮らしをしながら新しい家族との出会いを待っています。
意外に可愛い声をしているシャもちゃん、お話しするのも楽しそうですね。

衰弱していたシャもちゃんが、年齢を疑われるほど元気になれたのは施設のスタッフさんや預かりボランティアさんたちの愛情があってこそ。
シャもちゃんは自分から寄ってきてピッタリとくっつき感謝の気持ちを伝えています。

最後になってしまいましたが、『シャも』ではなく『シャもちゃん』が彼女の名前です。

参考資料:RencontrerMignon一般社団法人ランコントレ・ミグノン:http://rencontrer-mignon.org/list/20160712cat1/
シャもちゃん:https://twitter.com/shamo_girl