生後2か月のニコは、1か月ほど前に瀕死の状態で保護され、家族の友人が懸命に看病して元気を取り戻した子猫です。
飼い犬が2匹も居た友人は、ニコのことを考えて引き取り手を探そうとしていました。

親友を亡くし、淋しい思いをしているジョニのために猫を探していた家族はニコに会いに行き迎える決心をしました。

ニコは新しい家に慣れるまでの数日、ケージの中で過ごしました。

家族にとって最大の懸念、それは新しい家族にジョニがどんな反応を見せるのか・・・
不安と期待が入り混じる中、ジョニにニコを紹介した家族でしたが・・・

新入りのニコを鋭い目で見つめるジョニは、始めから友好的ではありませんでした。

好奇心旺盛なニコが積極的にジョニに近づこうとすると、ひと睨みで拒否するジョニ。
ニコはそれ以上近付けません。

様子を見ながらジョニに近づくチャンスをうかがうニコ。

距離を保って無視を続けるジョニ。

ニコがいきなりパーソナルエリアを侵そうものなら、容赦ない猫パンチの連打をお見舞いするジョニ。
一切寄せ付けないジョニに、ニコはなすすべもありません。

『相性の悪い猫同士なのだろうか・・・』

家族は心配になりました。

でも、決してめげないのがニコの素晴らしいところ。

『めげないニコに感心しました。』
ニコを頼もしく思う家族は、ニコとジョニを信じることにしました。

1か月後。

ジョニはニコが近付くことを許し、威嚇も警戒もしなくなりました。
ニコのしつこさに根負けしたようです。

ニコのまっすぐさは筋金入り、頑ななジョニを溶かしてしまったのです。

変わったのはジョニだけではありませんでした。

愛猫を亡くし沈んでいた家族の家は、元気なニコが加わったおかげで明るさを取り戻しつつありました。

『ニコが来てから毎日が楽しい』

寄り添うジョニとニコ。
お互いを抱きしめ、お互いの毛繕いをする2匹。
ジョニとニコの間には絆が結ばれつつあるようです、

大事な存在を亡くし、哀しみに沈んでいた家族に元気なニコは新しい風を吹き込み、沈んだ空気を追い出してしまいました。
猫たちを愛する家族と友人はお互いに感謝し合い、ジョニとニコを祝福していました。