子猫は長い間、雨に打たれていたとみられ衰弱しています。保護主さんは子猫の体を温めながら自宅へ向かいました。
自宅に着いて子猫の体を綺麗にしてあげると安心したようで子猫は眠ってしまいました。
落ち着いてから保護主さんは子猫を動物病院へ連れていき診てもらったところ、あと数分発見が遅かったら子猫は死んでいたかもしれないと獣医さんに言われました。

更に子猫は濡れて衰弱していただけではありませんでした。
「上部気道感染症」に感染していたのです。子猫にとっては命を落としかねないほど危険な病気です。
病院から帰ってから保護主さんは懸命に子猫の看病を始めました。
目ヤニで目がふさがれていたのですが、保護主さんが一生懸命に看病したおかげで少しずつ目が開いてきました。

保護主さんは子猫に『ロイ』と名付けて家族に迎えることにしました。
ロイは病気を克服しとても食欲旺盛で2週間ほどで体重が倍になったそうです。

ロイは8ヶ月に入ると体毛に変化が現れました。
しっぽがフサフサになり首の周りの毛も色が黒から灰色へ変化して伸びてきました。
驚くほどふわふわになっています。
そして9ヶ月が過ぎた頃には全身の毛が徐々に灰色になりつつあります。

だんだん変化していくロイの姿に飼い主さんは驚きを隠せません。
1年が経ち立派な成猫になったロイ。
あの日、飼い主さんと出会い、愛情をたっぷりと注いでもらい幸せを掴んだロイ。
これからもずっと幸せな日々を送っていくことでしょう。