鳴き声に気付いた私は、子猫の居場所を探し始めました。
車の下やボンネットの中を調べてみたのですが、どうしても見つけることができません。
そこで基地の技術者に協力してもらって愛車を解体して調べてみたのです。
すると、後ろのリアバンパーを外したところに縞模様の小さな子猫を見つけました。

驚いたことに、子猫は空港から基地まで約483kmの距離をその場所に隠れて移動していたようです。
幸い小さな切り傷以外子猫にケガはありませんでした。
子猫は基地ですぐに手当てを受けました。
子猫のベッドが必要でしたが適当なものが見つからず、私のヘルメットに子猫を入れました。
居心地が良かったのか、子猫はすぐに昼寝を始めました。

私が操縦するヘリコプターに描かれるトラに因んで、子猫をティガーと呼ぶことにしました。

猫は船内のネズミを捕ることから、イギリス海軍では幸運の象徴と考えられています。
基地のスポアーズ司令官は、英国海軍が船の猫を飼うのは伝統だと言ってティガーを基地のマスコットに迎えることを喜んでくれました。

ティガーを正式に基地のマスコットとして迎える前に、彼の飼い主がいないか確認することにしました。
私のチームにOperation Tiger Kitten(オペレーション・タイガー・キテゥン)を立ち上げ、SNSを使ったティガーの飼い主探しを始めました。
飼い主が現れなかった場合、ティガーは正式に基地のマスコットとして私たちの仲間になるのです。

ティガーは瞬く間に基地で働く814人を虜にしました。
私たちは Operation Tiger Kittenが今週末には終了し、ティガーを正式に迎えることを待ち望んでいます。

ティガーは483kmの長い旅の末この基地に辿り着きました。
ティガーは基地で働く私たちにたくさんの笑顔をもたらしました。
彼こそ幸運の象徴にふさわしい、愛すべき猫です。