交通量の多い4車線道路のすぐ際に子猫が立ち尽くしているのを見たとき、すぐに助けなければと思いました。
放っておけば車に轢かれてしまう・・・私はすぐに車を停め、子猫に近づき掬い上げました。

子猫の顔を見たとき、私は言葉を失いました。
子猫の目は膿で覆われほとんど見えていなかったのです。

目の見えない状態の子猫が、どうやってあの場所へ行き、どのくらいの時間そこにいたのかは分かりませんが、とにかく私は子猫を動物病院へ連れて行きました。

子猫はノミに覆われ、感染症のために咳をしていました。
ボロボロの状態の中にいても、私は子猫から生きたいという強い意志を感じました。

私は子猫を連れて帰りお世話を始めました。
名前はラモーナと呼ぶことにしました。

目の治療を受けているとき、ラモーナには抱きしめる相手が必要だと思いました。
私はとても大事にしてきた人形をラモーナにプレゼントすることにしました。
それは22年の人生の中で最高の決断だったと思います。

ラモーナは数週間をかけて、ゆっくりと回復に向かいました。
しかし、彼女の右目はまだ癒されたとは言えない状態でした。

私たちとの暮らしにも慣れて、人間のパパの腕や私の腕を枕にして眠るのはお気に入りでした。

ラモーナは人の痛みに敏感なようで、私が少し落ち込んでしまったときはそばに来てそっと寄り添ってくれました。
そんなラモーナが愛おしく、いつの間にかラモーナは私たちにとってかけがえのない存在になっていました。

数か月後、ラモーナが健康に戻ったとき、彼女の右目はまだ少し見えづらい状態でした。
それでも活発になったラモーナの目はきれいに開き、大きな瞳は輝いていました。
その大きな目は、彼女にとって新しいものを見たときさらに大きく見開かれ、キラキラ輝いていました。

順調に成長したラモーナは、好奇心がいっぱいの行動的な一面を開花させました。
見えない目であの場所にいたラモーナを見つけられたのは偶然かもしれません。
でも、ラモーナと私たちはすぐに絆を築き始めました。
ラモーナには、ずっとずっと私たちのそばにいてほしい、そう思っているのです。