野良猫だったジャスティスは、両目にケガを負った状態で保護されました。
獣医師の診断の結果、残念ながら視力が回復する見込みはありませんでした。
そのままではジャスティスの健康に影響を及ぼす恐れがあったため、摘出手術を受けたのです。

ジャスティスの新しい家族を募集するため、施設のサイトに彼の写真を掲載したのですが、その写真を一目見て心を奪われたのがブリッタ・バーガソンでした。
8歳のブリッタはその時以来、家族と話すのはジャスティスの話題ばかりになったそうです。
ブリッタは家族とジャスティスの話を共有し、『ジャスティスは私の猫よ。』それがいつか実現することを願っていると言ってきたそうです。

ブリッタはジャスティスを迎えるために、家族を説得しようと決心していました。
家族の前にノートと鉛筆を持ってきたブリッタは、絵を描き始めました。
そこにはジャスティスを家族に迎えることを願うブリッタの夢が描かれていました。

ジャスティスを抱き上げたブリッタと、ブリッタの腕で嬉しそうに喉を鳴らすジャスティスの様子。
そしてブリッタが『I love you』とジャスティスに語りかけると、ジャスティスは嬉しそうに喉を鳴らしながらブリッタの足に摺り寄っていました。

ブリッタは、特に困っている動物に対して深い愛情を持っていました。
ジャスティスを知ったブリッタが彼女と一緒に暮らしてお世話をしたいと思うのはごく自然なことだったようです。

ブリッタの強い想いに、彼女の家族は心を動かされました。
2週間後、家族に連れられブリッタが施設を訪れました。

施設のスタッフがジャスティスをブリッタのもとへ連れてくると、ブリッタは涙を止めることができませんでした。
ジャスティスは初めて会ったブリッタに深い愛情を感じ取り、喉を鳴らして摺り寄っていました。
ジャスティスもまた、彼女に恋したブリッタに一瞬で心を開いたのです。

帰りの車の中でブリッタはジャスティスの名前を変えると言いました。
ブリッタの母親の話では、彼女はこう言ったそうです。
『私たちがジャスティスを家族に迎えることはとても幸運だし、ジャスティスにとってもきっと幸運なことだわ。』
ジャスティスの名前はラッキーと改名されました。

ラッキーがブリッタの家族に迎えられて以来、最高の親友となった二人はいつも一緒に過すようになりました。

『ラッキーは最初の2日をブリットの部屋の猫用のベッドで過ごしました。
3日目になると家中の探検を始め、今ではこの家の中のすべてを知っています。
ラッキーはこれまで一緒に暮らした猫の中で最も猫らしい猫です。』

ブリッタは初めてラッキーの写真を見たときから、ラッキーと暮らしたいと願いました。
ラッキーが盲目であることはブリッタにとって関係ないことでした。
ブリッタはラッキーにあたたかい家族に囲まれて、幸せに暮らしてほしいと願い、実現する決心をしました。
夢を実現させたブリッタは勿論、彼女の家には以前にも増して笑顔に満ちているようです。