ピーチブロッサムは生後6か月、私のプリンスです。
フワフワの毛の彼はとてもいい子で、私は何か彼の喜びそうなものをあげたいと思っていました。
そんなある日、その日は雨が降っていました。

最近引っ越しをしたばかりだった私の家には、床にたくさんの段ボール箱がありました。
ふと私は、その段ボール箱を使ってピーチブロッサムのために立派な宮殿を作ろうと思いつきました。
早速工業用のグルーガンを手に取って作業を開始しました。

製作開始から5時間半。
完成させた宮殿は完璧な仕上がりでした。

これならピーチブロッサムだって気に入って遊んでくれるはず・・・
私は彼を部屋に招き入れました。

4階建ての宮殿には8つの部屋があり、すべての部屋はトンネルと傾斜路で繋がっています。

玄関から入ると、内部のトンネルを通って屋根裏部屋まで行くことができます。

ピーチブロッサムはすぐに宮殿の中に入り、窓から顔を出したり渡り廊下に立ち止まってみたり、じっくりと見て回りました。
そして最後に、彼は窓にかぶりついたのです。
ピーチブロッサムが一番確かめたかったことを確かめるために。

ピーチブロッサムの探検は10分で終わり、以来、彼は宮殿に見向きもしなくなりました。

彼は宮殿が食べ物ではないと確認してがっかりしたようです。
彼は宮殿に傷を付けることなく、それはほとんど完成したときのままの状態でした。

でも私は、それも長くは続かないと思っています。
ピーチブロッサムが宮殿を破壊しても私はそれでいいと思っています。
だって彼は私のプリンス、猫ですから。