知らせを受け、早速現場に急行したふたりの女性スタッフは重い金属の資材に潜んでいる小さな子猫を発見することができました。
ライトを照らすと子猫が数匹居るようです。
数匹は目に炎症を起こしているのが分かりました。

資材からの出入りは狭い穴しかありません。
床に這いつくばり、子猫を1匹ずつ慎重に誘導するスタッフ。
数時間かけてようやく4匹の子猫を保護することができました。

しかし母猫の姿はどこにもありませんでした。
仕方なく、保護した子猫たちを施設に連れて帰ることにしました。
体を震わせあまり動こうとしない子猫たちに、スタッフは母猫が現れることを祈りました。

すると、母猫が戻ってきたという知らせが入り、スタッフは再び工場へ向かいました。
子猫がいないことに気づいた母猫は警戒して再び姿を消してしまうかもしれません。
トラップを仕掛け、母猫の捕獲を試みると・・・

『あなたの子猫たちは無事よ。これから会えるのよ。』
トラップで鳴き続ける母猫に優しく声をかけるスタッフ。

施設では、不安そうな子猫たちが母猫を待っていました。

母猫の匂いを確かめ摺り寄ってくる子猫。
子猫たち全員の無事を確認する母猫、スタッフにも安堵の表情が浮かびます。

安全な場所だと理解した母猫は早速子猫たちにミルクを与えました。

子猫たちは母猫の胸に顔をうずめて離れません。
スタッフを見詰める母猫は祠りそうな表情を浮かべています。

さっきまでじっと動こうとしなかった子猫たちは、母猫のぬくもりに安心したらしく、ようやく生き生きと動き始めました。

子猫たちは必要な治療を受け、少しずつ回復に向かっているようです。
連絡が早かったおかげで大事に至ることはなさそうです。

オーストラリア、ビクトリア州ウィロウマビンにあるこの施設には、飼い主に虐待や放置、放棄された動物たちが生涯の家として暮らしています。
施設での暮らしになじみ始めた母猫は、オハナと呼ばれるようになりました。

オハナは安心して子育てができる場所で、子猫たちの子育てに大忙しのようです。