用水路の近くの石垣の上に、生後1か月くらいの小さな汚れた子猫が弱々しい声で鳴いているのを見つけました。
大きな目をしてやせ細った子猫は、掬い上げると私の手のひらに隠れるほど小さかったのです。

お腹を空かせている子猫に飲み物を与え、私の膝の上に抱きました。
子猫は私の腕に顎を乗せて肩で息をしながらそのまま目を閉じて動けなくなりました。

カラカラに乾いた石垣の上でひとりぼっちだった子猫。

お腹を空かせて、周りに怯えゆっくり眠りこともできなかったようです。
私の膝に抱かれたとき、少し安心したのか緊張の糸が切れてしまったようです。

私はバスに乗って子猫を動物病院へ連れて行きました。
子猫はバスの中で座席に座った私の膝の上で眠り続けていました。

私は子猫を家に連れて帰り、そのまま家で世話をすることにしました。

私と家族は子猫をへティと呼ぶことにしました。
たっぷりのミルクを飲ませ、お風呂にいれました。
さっぱりしてお腹いっぱいになったへティは、お腹を見せてぐっすりと眠りました。

私の膝の上に乗って、大きな目で私の顔を覗き込むヘティ。

彼女は私の家での暮らしが気に入ってくれた様です。

彼女のために大きなベッドを用意しました。

だけどヘティは夜寝るとき、私のベッドで眠りました。

3ヶ月が経ちました。
すっかり成長したヘティは初めて会ったときの面影はもうありません。
大きな目は以前にもまして輝いています。