ミラグロスとオルフェウスの2匹はとても仲がよく、いつもいっしょでした。
遊ぶときもお昼寝のときも、いたずらをするときも。
いつもオルフェウスはミラグロスにぴったりとくっついていました。

オルフェウスにとって年の離れたミラグロスは、ママのような存在だったかもしれません。
ミラグロスに抱きついて眠るオルフェウスはとっても無邪気な表情をしていました。

ミラグロスが旅立って行きました。
私は彼女の写真を大きく引き伸ばして、部屋中どこからでも見えるところに飾りました。
ミラグロスの存在を感じていたかったのです。

写真を飾った日、私が予想していなかったことが起こりました。

オルフェウスが写真を見上げて鳴き始めました。
写真に向かって呼びかけているようにも見えました。

オルフェウスはミラグロスがそこにいると思ったようです。
でも、写真のミラグロスは動くはずもありません。

オルフェウスはミラグロスのところまで行こうとしました。
壁に手をかけ登ろうとしています。
登るのは難しいと分かっているけれど諦めきれない・・・
写真の下で一生懸命登れる場所を探していました。

見ていられなくなって、オルフェウスを抱き上げました。
写真を目の前に、オルフェウスはミラグロスをポンポン・・・
動かないミラグロスにもう一度ポンポン・・・

オルフェウスがこんなリアクションをするなんて、私は予想できませんでした。

自分のためにミラグロスのビデオを編集していた私は、オルフェウスの前で流してみることにしました。
すると。

ビデオの中のミラグロスは、オルフェウスがくる以前の若いときのものもあります。
活発に動き回るミラグロスを、オルフェウスはじっと見つめていました。

ミラグロスのアップが映し出されるとオルフェウスは何度も画面をポンポンしました。
パソコンの画面や周りをクンクン匂いを嗅ぎました。
ミラグロスを探しています。

オルフェウスは、私の想像をはるかに超えてミラグロスを愛していました。
2匹の間には想像以上の固い絆が結ばれていました。
そして私はミラグロスは愛されてとても幸せだったのだと思いました。

オルフェウス、今度はあなたが慕われる番ね。
こんなに愛情深いあなたなら、きっとまた分かち合える友達を作ることができるわね。