2匹が保護されたのは、ブロンクスにある野良猫の集団が暮らすコロニーでした。
姉妹の母猫は、私たちとは別の団体がトラップで保護し、動物病院の診察を受けていることが分かりました。
生後5週の幼い姉妹には母猫に代わるお世話が必要だったため、私は、施設の養育を担当しているカリンさんの自宅に預けお世話をしてもらうことにしました。

私たちは子猫たちに名前を付けることにしました。
毛色がグレーで少し臆病な子にトウィンクル。白と薄いグレーの甘えん坊にスター。
姉妹はケリーさんの自宅に移され、始めは人間への恐怖からなかなか近寄ることを許してくれなかったそうです。
しかし、これまでたくさんの保護猫たちのお世話をし、自宅でも猫や犬を飼っているケリーさんは、2匹に愛情を注ぎながら少しずつ距離を縮めていきました。

ケリーさんの家には、犬のスージーと片目の猫クシがいます。
彼らはこれまでにもたくさんの猫たちを見守ってきた、ケリーさんにとって心強いスタッフです。
トウィンクルとスターにとっても、スージーは大きなママ、クシは頼れるパパとして接してくれました。

甘えん坊のスターは、特にクシを慕い彼の後を付いてまわるようになりました。
ご飯を食べ終わると毛繕いをしてもらうために、クシのもとへ駆けつけていたそうです。
スターにとって、クシは優しいパパのような存在だったのです。

一方、少し臆病で引っ込み思案だったトウィンクルは、大きなスージーに抱かれているのが大のお気に入りだったようです。
スターは、次第にスージーに積極的に甘えるようになり、のびのびと遊ぶようになりました。

トウィンクルとスターにとって、ケリーさんの自宅での暮らしは、人間との暮らしに慣れるだけでなく、他のペットともふれあい、愛情を注がれる恵まれた環境でした。
2匹はケリーさんの家で、本当の家族のような温かな時間を過ごすことができたのです。

ケリーさんの家に暮らして1か月が過ぎたとき、トウィンクルとスターを一緒に家族に迎えたいというカップルが現れました。
こうして姉妹は、そろって新しい家族のもとへ旅立つことができました。
ケリーさんの家で、のびのびと暮らした姉妹は、新しい家族との暮らしにもすぐに慣れ、ますます成長しながら仲良く暮らしています。
吹雪の中で保護された姉妹は、ケリーさんやその家族のおかげで、永遠の家でも愛される存在となり幸せをつかむことができたのです。