このトラック、目的地に着くまでになんと約80kmを走行していました。
子猫は出発地点でスプリングコイルに入り込み、どういうわけか頭を下にした状態で動けなくなってしまったようです。
固いスプリングコイルからしっぽや前足がはみ出しています。
無理に引っ張れば、子猫がケガをしてしまいます。
男性たちはスプリングコイルを外すことにしたようです。

ネジをひとつずつ外していく整備士さんですが、すでに3時間が経過しています。
ようやくコイルを車体から外し、トラックの下からコイルを抱えて整備士の男性が出てきました。

少なくとも数時間、子猫はずっとこの体勢でいるしかなかったようです。
数名の男性たちに囲まれ、何やら物々しい雰囲気の中、鳴くことすら忘れてしまっているようです。

どうやって子猫からコイルを外すか・・・男性たちは議論を始めました。
子猫の後ろ足がコイルの間から飛び出しています。
子猫にケガをさせないように、男性たちは方法を探しているようです。

男性たちの輪の真ん中で、騒ぎの張本人、子猫が申し訳なさそうな表情を浮かべています。

ひとりの男性が、コイルを持ち上げてほかの男性たちに片方をしっかり持つように言いました。
頭の方から引き抜くようです。
コイルの間から飛び出している前足と尻尾に注意しながら慎重に引き抜くと・・・あっさり抜くことができました。
関節の柔らかい猫だからできたことかも・・・

思わず歓声を上げる男性たち。
安心したのか、ぐったりとお疲れ顔の子猫。
幸いケガはないようです。

興味本位でももぐりこんだ子猫は怖い目に遭いましたが、優しい男性たちに気付いてもらえて無事に助け出されました。

『車の下は気を付けなくちゃ・・・』この日のこと、忘れないでね。