野良猫が裏庭に住み始めたとき、私たちは彼女に避妊手術を受けさせようと何度も試みました。
私たちはトラップを持っていたのですが、残念なことに野良猫は決して中に入ろうとしません。
野良猫は私たちの試みを見透かしているようでした。

しばらくすると、彼女が裏庭に現れた理由が分かりました。
彼女は1匹の茶トラのオスの子猫を出産したのです。
恐らく彼女は、安全に出産し、子育てができる場所を探して我が家の裏庭をその場所に選んだのです。
そして、母猫になった野良猫には子猫を育てるために十分な食べ物と安全なすみかが必要でした。
野良猫は出産を機に私たちを受け入れて小猫と共に私たちに保護される道を選びました。

野良猫親子を保護した私たちは、彼女たちに避妊手術を受けてもらいました。
私たちはしばらくの間お世話をして、彼女たちの引き取り手を探すつもりでいました。
ところが、友人の一人が母猫を引き取ってくれることになったとき、彼女のひとり息子は我が家から離れることを断固拒否したのです。

お世話をしてきた私たちは、彼の主張を尊重することにしました。
私たちは、2匹を正式に家族として迎えることを決めたのです。

あれから4年。
彼女のひとり息子は立派に成長し、我が家の王様となって暮らしています。

王様の母猫は、彼のために我が家を選び、私たちは彼女のひとり息子の思うがままになりました。
母猫は思い通りの結果を導いたわけです。
王様がお昼寝をしているとき、彼の寝顔は無防備そのもの。
彼のひとり息子は、偉大な母親のおかげで母猫と共に幸せな毎日を過ごしています。