黒猫のウィローは、2012年、リチャードさんのもとガールフレンドがシェルターから引き取った猫でした。
当時、リチャードさんと彼女は同棲中、2歳のウィローはリチャードさんに懐き、彼の後ろを付いて回っていたと言います。その後、彼女からウィローを譲り受けたリチャードさんは、ある夢を抱くようになりました。

『ウィローと一緒に旅をしよう。』
ウィローを譲り受けたとき、彼女の人生に責任を持つと誓ったリチャードさんは、常に自分に寄り添ってくれるウィローを連れて、自分が何を求めているのかを探す旅をしようと考えるようになっていました。

1年をかけて着々と準備を進めていたリチャードさん。ついに2014年12月、仕事を辞めオーストラリアをバンで巡る旅に出発します。
持っていた家財道具の半分を売り払い、最小限の荷物をバンに積み込んで、大切な親友のウィローと一緒に長い旅が始まりました。

クィーンズランド州ウンジュンガでは、サマラさんとグレンさんそして彼らの猫ヤナウザとバットマンそしてキティとふれあい、2泊の間に楽しい思い出を作ることができました。

グレートバリアリーフを訪れたときには、3日間を船で過ごしたリチャードさんとウィロー。
波の上を走る船の上でもウィローは何食わぬ顔をして、船の生活を楽しんでいました。

リチャードさんが旅立つ以前、悩み、苦しんだ時期に愛情深いウィローは常に寄り添ってくれ、リチャードさんはウィローの存在に救われたと話しています。
そんなウィローがいたからこそ、夢の実現のため仕事を辞めて旅に出ることを実行に移せたのだとリチャードさんは言います。
『ウィローがいなければ旅は実現しなかった。』

『ウィローが私を救ってくれたとき、彼女もまたチャンスを掴んだのです。
小さなウィローは私のバンを自宅にして、オーストラリア全土を自分の庭にしてしまったのですから。』
リチャードさんとウィローは2015年中に、オーストラリアのすべての州とすべての領土を訪れていました。

リチャードさんと抱き合うと、ウィローは何時間でも彼に抱きついて離れようとしないと言います。
朝ウィローを抱いてしまうと、ずっとウィローを抱くことになるリチャードさんはまるでテディベアを抱いている子供のようだと笑っています。

『私に影のように寄り添うウィローは、いつも私の味方でいてくれます。ウィローはいつも私を照らしてくれているのです。』
大自然に抱かれ、たくさんの人々と出会い、リチャードさんとウィローの旅は続きます。