保護された2匹の姉妹は、生後約8週。
助けを求められたカリフォルニア州パーリアーにある保護施設Cat House on the Kingsのスタッフが現場に駆け付け、辺りを探したのですが母猫を見つけることはできませんでした。

スタッフは怯える2匹をキャリーケースに入れ、施設に向かおうとしました。
すると、2匹はお互いをかばうように抱き合い、精一杯の声で鳴き始めたのです。
不安でいっぱいの子猫たち、施設は里親を務める女性の自宅に2匹を預け、お世話をしてもらうことにしました。

里親さんは、汚れていた2匹をお風呂できれいにしてあげました。
温かい毛布のベッドとたくさんのオモチャ、たっぷりのご飯に子猫たちは次第に警戒心を解いて甘えるようになりました。
2匹は、ジョージアとカロライナと名前を付けてもらいました。

ジョージアとカロライナが保護される2日前、もう1匹さらに小さな子猫が、交通量の多い通りで車に轢かれそうになりながら彷徨っているところを保護されていました。
アラバマと名付けられた子猫はひとりぼっちでいるのを嫌がり、ひとりになると怯え切った様子を見せていました。
お世話をしていた施設のスタッフ、ハービーさんは、そんなアラバマの様子に、彼女には常に一緒に過す仲間が必要だと思いました。

施設のスーパーバイザー、カーラ・コルテスさんは、淋しがり屋のアラバマをジョージアとカロライナの姉妹を会わせてみることにしました。
初めて会った姉妹にはじめは威嚇する態度を取っていたアラバマ。
そんな彼女をジョージアとカロライナは温かく迎え、アラバマも姉妹の優しさに気付き、ぴったりと寄り添うようになりました。

里親さんは、ジョージアとカロライナは、アラバマには仲間が必要だということを理解しているように見えたそうです。
2匹は、常にアラバマを囲むように抱き合い、本当の妹のように可愛がっていたと言います。
カーラさんは期待以上の3匹の様子に、ホッとしました。

彼女たちは遊ぶとき、いつも一緒。
お昼寝のときも、夜寝るときも3匹が猫ダンゴになって眠っていました。
アラバマは、いつも優しいお姉さんたちに囲まれて淋しい思いをすることはなくなりました。

アラバマを迎え入れたジョージアとカロライナは、自分たちと似たような境遇の幼い子猫が懐く、恐怖や不安が痛いほど分かったのかもしれません。
よき理解者が2匹も居たことはアラバマにとってとても幸運でした。
順調に成長を続ける3匹は、きっと幸せをつかんでいくに違いありませんね。